筋肉痛で歩けないのは普通?筋肉痛について柔道整復師が詳しく解説!


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筋肉痛は普段しない作業や急な動き、ハードな運動をした後に起こりやすい症状ですが、歩けないほどの痛みがあると、何か大きなケガや病気をしているのではないかと心配になるでしょう。

ここでは筋肉痛で歩けないのはよくあることなのか、原因や痛みを緩和する方法、筋肉痛におけるさまざまな疑問にわかりやすくお答えしていきたいと思います。

筋肉痛について詳しくはこちらをご覧ください。

筋肉痛になってしまう原理と症状や改善方法とは?

院長:伊藤良太
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筋肉痛で歩けないのは普通?

筋肉痛は皮膚や筋肉が引っ張られているような症状で痛みを伴うが特徴ですが、歩けることがほとんどです。

では筋肉痛で歩けないのは普通の症状なのでしょうか?

ここではふくらはぎと太ももの筋肉痛になる原因と、「歩けないことが普通?」なのかどうかを詳しく見ていきましょう。

ふくらはぎ

ふくらはぎは特に筋肉痛が起こりやすい部位ですが、

場合は歩けなくなることがめずらしくはありません。

またふくらはぎの歩けないほどの痛みは、筋肉痛以外にも血管や神経に異状が生じた

といったケガや病気の可能性が考えられます。

ふくらはぎの筋肉痛は日ごとに症状が緩和されていく傾向にありますが、アイシングや温めるなどの処置をしても痛みが緩和されない場合は肉離れ、または上記の疾患と疑って適切に対処すべきでしょう。

ふくらはぎの肉離れについて詳しくはこちらをご覧ください。

ふくらはぎの筋肉痛について。原因や状態、早く治す方法をお伝えします。

太もも

太ももは身体の中でも大きな筋肉が存在しているため、筋肉痛になると広範囲に痛みや引っ張られるような違和感を感じる部位です。

太ももは足全体の動きを担う役割があり、同時に大きな力を発揮する部位のため、筋肉痛によって全体の筋繊維に細かい断裂が生じると、歩けないほどの痛みにつながることがあります。

階段を降りるのができないくらいの症状になるケースも珍しくありませんので、適切に対処しましょう。

太ももの肉離れについてはこちら。

ハムストリングの肉離れが完治せず、慢性的に痛み、治らない原因

筋肉痛の痛みを早く軽減する方法

筋肉痛の痛みを早く軽減する方法はあります。

それぞれ見ていきましょう。

アイシング

筋肉痛にアイシングを行うと、

という効果が期待できます。

筋肉痛による痛みの原因は

の二つが大きな原因ですので、アイシングの効果を最大限受けるのなら、【運動や作業後すぐ】に行いましょう。

なぜなら、炎症物質が出切ってからアイシングをしても、炎症物質の抑制にはならないからです。

ただ、痛みがピークの場合でもアイシングは皮膚感覚の低下をもたらすため、効果がない、というわけではありませんので、症状が強い時には行っても良いでしょう。

アイシングについて詳しくはこちらをご覧ください。

アイシングを効果的にする方法、時間と回数、やりすぎない為の注意点

ストレッチ

ストレッチは筋肉痛による痛みを緩和するばかりではなく、予防にもアプローチできます。

と特に筋肉痛になりやすいため、筋肉に柔軟性取り戻すストレッチを習慣づけておきましょう。

スポーツ前は筋肉の柔軟性へのアプローチ、スポーツ後は筋肉の緊張緩和を目的に行い、注意点は【勢いよく行わない】です。

軽め運動

筋肉痛がある時は患部を休めるために運動を控えた方が良いといイメージが通常かもしれません。

ですがウォーキングやヨガ、スイミングなどの軽い有酸素運動は、全身の血行が活性化して痛みを誘発物質が排出されるため、筋肉痛の緩和に効果的です。

歩けないほどの筋肉痛の時には水中でのウォーキング程度に留めておくと良いでしょう。

こちらも参考にご覧ください。

久しぶりに運動を始めるときにケガをしないための4ステップ

食事

筋肉痛の緩和・予防には、毎日の食生活や栄養バランスが重要なポイントになります。

筋肉を構成するのはタンパク質ですので、食事プロテインなどで積極的に摂取しましょう。

タンパク質摂取とプロテインに関してはこちら。

タンパク質の6つの効果と植物性プロテインをオススメする理由

筋肉痛に良いマッサージの方法

筋肉痛は血液循環を促進させると、筋組織の修復は早まり、炎症物質が流れるためマッサージは効果的です。

ですが、歩くだけでも痛いくらいの筋肉痛では揉んではもちろん、少し押しただけでも痛みを感じるかと思います。

そんな時には「マッサージ」というよりも「手のひらで筋肉を圧迫する」くらいでちょうど良いでしょう。

方法についてはこちらをご覧ください。

筋肉痛への部位別マッサージ方法をご紹介。早期対処で早期回復!

筋肉痛についての疑問

続いては、筋肉痛についての疑問にわかりやすくお答えしていきたいと思います。

筋肉痛が四日続くのは?

筋肉痛が四日以上続くのは、

と考えるのが妥当でしょう。

筋肉痛は日を追うごとによくなるのが特徴でもありますが、数日経っても症状に変化がない、または痛みが続くのは普通のことではありません。

筋肉痛が1週間治らないのはなぜ?

筋肉痛は1〜5日程度で緩和する傾向にありますが、1週間経っても治らない場合は、肉離れや何かしらの疾患の可能性があります。

ただ、日に日に症状が楽になっているのであれば、そのまま経過をみても良いですが、症状に変化がなかった場合にはすぐに先生に見てもらいましょう。

筋肉痛の治し方ってあるの?

筋肉痛の治し方は、

を行うと早期に早く治ります。

酸素ルームや加圧式トレーニングについてはこちら。

酸素ボックスとは?仕組みや効果、さまざまな疑問にお答えします

加圧トレーニングの効果とは?実は良いことだらけなのをご存知ですか?

筋肉痛の予防法って?

筋肉痛を未然に予防するためには、

が挙げられます。

そもそも筋力不足が筋肉痛の原因です。

久しぶりに動く際には加減して動くことを強くお勧めします。

若い頃のイメージで動くと、翌日、または翌々日に痛い目に会うことでしょう…。

筋肉痛の原因はナニ?

筋肉痛の原因は【筋原繊維が損傷し、炎症物質が分泌される】ことです。

また筋肉痛は、運動直後ではなく数日経ってから生じることがあります

この理由は、

という要因があるでしょう。

大人になると筋肉痛が遅れて感じるのはこのためです。

【まとめ】筋肉痛で歩けないについて

本記事では筋肉痛で歩けない原因や対処、予防法についてお伝えしてきました。

筋肉痛の歩けないほどの痛みや長引いている状態は、肉離れや病気の可能性があるかもしれません。

今回ご紹介した予防と対処を早めに習慣づけながら、軽やかなコンディションを取り戻していきましょう。


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