下を向くと首が痛いのはなぜ?原因と症状、治し方を解説します


公開日: 最終更新日:

首は日常生活を送る上で頻繁に動かす部位でもあるため、下を向いた時の痛みの原因、症状や治し方は早めに押さえておきたいポイントではないでしょうか?

ここでは下を向くと首が痛いのはなぜなのか、主な原因やよくある症状、効果的な治し方についてお伝えしていきます。

院長:伊藤良太
疑問・質問は友達追加して無料にて受け付けております!
友だち追加




下を向くと首が痛い原因

下を向くと首が痛い原因にはどのようなことがあるのでしょうか。

ここでは下を向くと首が痛い原因をさまざまな視点から見ていきましょう。

病気

下を向くと首が痛いのは、「頚椎症(けいついしょう)」という病気の可能性が考えられます。

頚椎症とは

頚椎の加齢による椎間板の変性(老化現象)や靭帯が厚く硬くなることなどにより、頚部の痛みなどの症状が発現したものを総称して、頚椎症と呼んでいます。頚椎症:疼痛.JP

頚椎症とは頚椎やそのまわりの組織の変性により、下を向いた時の首の痛みだけでなく、慢性的な首コリなどの症状が出やすくなる疾病です。

頚椎症は猫背やスマートフォン・パソコンの見過ぎなどによって姿勢が乱れ、頚椎に重い負担がかかって神経や血管、筋肉が圧迫されて下を向いた際に痛みが出る、治療や施術が必要な疾病です。

同時にストレートネックを招いてしまうことも。

詳しくはこちらをご覧ください。

ストレートネックの原因3選について。見分け方や治し方も解説!

筋肉

下を向くと首が痛いのは、

といった、首の筋肉が急激に引き延ばされることが大きな原因です。

下を向くと首が痛む筋肉による原因は、首が肉離れを起こしていたり、急激な衝撃による筋肉に防御反応による硬さなどで、ズキズキ・じんじんとした痛みや動くと痛い、などの症状が出やすくなります。

首の代表的な症状といえば「ムチ打ち」で、こちらも下を向くと痛みが強く出る傾向ですので、関連記事としてご覧ください。

ムチ打ちによる頭痛の原因と早く治すために出来るセルフ施術とは?

関節

下を向くと首が痛いのは、首の骨の関節に過度な負荷がかかり過ぎることも原因のひとつです。

第5・第6頚椎の関節部は首が下を向いた際に大きな負担がかかりやすくなるため痛みを催したり、変形するケースがあります。

頚椎は転倒や衝突などで首の捻挫も起きやすく、痺れや長期的な痛み、変形を招いてしまうことも。

合わせてこちらもご覧ください。

頚椎捻挫(首の捻挫)について。原因や症状、治し方をわかりやすく解説します

神経

下を向くと首が痛いのは、関節の変形や椎間板ヘルニアにより、神経の通り道が狭くなって神経が圧迫された状態によって何かしらの症状が出るとも考えられています。

下を向いた時の首の痛みの原因が神経の場合は、

などに症状が出やすいと考えられ、首を反らすとその症状が強く出る傾向です。

椎間板ヘルニアについて詳しくはこちら。

椎間板ヘルニアを重症化予防の対処法や、痛みを和らげる方法を詳しく解説!

ストレートネック

首は通常、弓なりの形をしていますが、ストレートネックの場合は首の骨の頚椎がまっすぐに伸び、筋肉が常に緊張状態にあります。

下を向くと首が痛いのはストレートネックによる原因もあり、まっすぐに伸びた頚椎が下を向いたことによって緊張した筋肉が引っ張られて出てくる症状でしょう。

ストレートネックによる症状ついては詳しくはこちらをご覧ください。

ストレートネックで頭痛や自律神経症状、しびれが出たら枕とタオルで解消!

下を向くと首が痛い時の症状

下を向くと首が痛い時の症状について見ていきましょう。

下を向くと首が痛いのは、首の後面にある筋肉が緊張して硬くなり、下を向いた体勢によって筋肉が過度に引っ張られた状態となります。

そのため、

などの症状が出やすく長期にわたって続くこともめずらしくはありません。

首の筋肉が緊張すると、首の圧迫感や違和感、首をまわす、肩を上げるといった動作がスムーズにできなくなることがあるでしょう。

コリ=マッサージと考える方が多いでしょう。

ただマッサージをし過ぎると、もみかえしも起きやすくなるので注意も必要です。

詳しくはこちらをご覧ください。

もみかえしと好転反応の違いを解説!頭痛や発熱が出たときの対処法もご紹介!

下を向くと首が痛い時の治し方

下を向くと首が痛い時の治し方には、ストレッチやマッサージ、ツボ押しがあります。

ここでは下を向くと首が痛い時の治し方を、それぞれを見ていきましょう。

ストレッチ

肩甲挙筋とは肩甲骨から首に後ろにつく筋肉で、首を下に向けると伸ばされる部分でもあります。

緩めると痛み軽減につながりますので、是非とも行って見てください。

《気持ちよさを感じる》というのが最大のポイントです。

その理由はこちら。

間違ったストレッチをしないために、知っておくべきこととは?

マッサージ

下を向くと首が痛いのは、首の後ろ側にある、

という筋肉が硬いと痛みにつながります。

首の後部のマッサージはこれらの組織のこわばりを緩めると、痛みの緩和に効果的です。

初めのうちは下を向くと痛みが出やすいですが、行っていくうちに動かせる範囲が大きくなったり、痛みも小さくなっていくでしょう。

もし変わらないようでしたら、指で押す強さを少し強くしてみてください。

首以外のマッサージはこちらを参考にご覧ください。

筋肉痛への部位別マッサージ方法をご紹介。早期対処で早期回復!

つぼ

下を向いた時の首の痛みを和らげるツボは以下になります。

これらの部位を「痛気持ちいい」と感じる程度に押していきましょう。

風池(ふうち):髪の生え際の首の筋肉の両側がへこんでいるところから少し外側にあり、首のこわばりによる痛みや頭痛、眼精疲労の緩和に良いでしょう。

百会(ひゃくえ):両耳の付け根をまっすぐに結んだ線と眉間、首の後ろを結んだ線の交差するところ、頭のてっぺんにある。体全体のエネルギーが通過するためツボです。

肩井(けんせい):首の後ろ、頭を前に倒した時に出っ張る骨から肩先を結んだ線の中央にある。首や肩の凝りに機器、全身の血行促進にアプローチできます。

天柱(てんちゅう):首の筋肉の上部の両側、髪の生え際のくぼみ(風池よりも内側)にあり、ツボ押しをすると首の痛みによる頭痛や目の疲れがすっきりするでしょう

下を向くと首が痛いのは寝違い?

下を向くと首が痛いのは、寝違いによる影響とも言えるでしょう。

寝違いは、首のまわりと肩甲骨周辺の筋肉の硬直により、首を動かしたときに出る症状のことです。

寝違いは子供から大人まで誰にでも起きるもので、下を向けないなどの症状がとても強く出てしまうため、とても苦痛を感じるでしょう。

普段から首や肩こりを感じている方では、もしかすると寝違いによる症状かもしれません。

寝違いについて詳しくはこちらをご覧ください。

寝違いの原因とは?セルフで出来る対処法と寝違えた時の寝方を紹介!

【まとめ】下を向くと首が痛いについて

本記事では下を向くと首が痛い原因、症状や治し方についてお伝えしてきました。

下を向くと首が痛い状態が長期にわたっている場合は、病気な神経異常などの疾患の可能性が考えられます。

下を向いた時に首の痛みを感じたら、早期の治療・施術を行いながらマッサージやツボ押し、ストレッチなどのケアを行って、早期の症状改善に努めていきましょう。


カテゴリ:
タグ:,,,,,,,



関連記事