起きたら背中が痛い原因とは?対処法、さまざまな疑問にお答えします。


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朝起きたら背中が痛く、日中の活動がスムーズに動けないことはありませんか?

起きたら背中が痛いのは、睡眠中の姿勢や内臓の病気といったさまざまな原因が考えられます

ここでは起きたら背中が痛い原因や対処法、痛みに関する疑問集を見てきましょう。

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院長:伊藤良太
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起きたら背中が痛い原因

起きたら背中が痛い原因については下記のものが挙げられます。

寝ている姿勢

背中に負担をかけない正しい姿勢は、背骨がゆるやかなS字のカーブを描いていることが理想とされてます。

起きたら背中が痛いのは、背骨が不自然に曲がった姿勢が続き、背中の筋肉に強い負荷がかかることが原因です。

寝ている姿勢に無理があると、背中の痛み以外にも全身に疲れが残ったままの状態になってしまうでしょう。

大人になるとうつ伏せ寝になると、寝違いや肩の痛みなどを招きますので推奨しません。

寝違いについてはこちら。

マットレスや枕が合っていない

起きたら背中が痛いのは、マットレスや枕が合っていないことも原因です。

枕の高さ、マットレスの硬さが身体に合っていないと、筋肉は常に緊張状態となってしまいます。

また寝る時の姿勢が整わないことで背中や首にかかる負担が大きくなり、起きた時の背中の痛みや頭痛、肩こりなどが出やすくなるでしょう。

【朝起きて身体のどこかが痛い】というのは、枕やマットレスが合っていないと判断してください。

マットレスについてはこちらをご覧ください。

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筋肉によるもの

前日に激しいスポーツをしていたり、逆に慢性的な運動不足がある場合は、背中の筋肉に疲労や痛みを誘発する物質が溜まって、翌日朝の痛みにつながることがあります。

何かしらの理由で寝返りが少ないと血液循環が滞って起きた時の痛みにつながりやすくなるのです。

筋肉が硬くなると痛みを誘発するのはわかっていますので、運動不足を認識している方は運動する時間を少しでも構いませんので確保した方が良いでしょう。

ただ、負荷の強い運動は身体への負担でしかありません。

こちらをお読みいただいてから、運動を始めてみてください。

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病気

起きたら背中が痛いのは、病気による可能性も否定できません。

  • 背骨がつぶれたようになって神経や筋肉を圧迫する「圧迫骨折」
  • 椎間板の変性や狭小化によって背中の筋肉の可動域が制限される「変形性頚椎症」
  • 内科的原因によるもの

といった病気が原因となっている可能性があります。

寝返りが自由にできない

子どもやパートナーと一緒に眠ると、ひとりで眠っている時のように自由に寝返りをうてないことがあるのではないでしょうか。

睡眠中の寝返りは、睡眠中に背中にかかった圧力や負荷を分散させる目的があるため、寝返りが自由にうてないと背中だけに限らず、全身の筋肉の緊張が解けずに痛みにつながってしまいます。

寝返りは身体が自然と求める動きです。

動きたい時に動けないと筋肉の緊張を強めてしまうため、寝返りは大変重要で身体の不具合解消には欠かせない動きになります。

お子さんが隣にいらっしゃる場合には、ママとパパの寝る位置を変えたり、代わりばんこで一緒に寝るなどの対策をしてみてはいかがでしょうか。

睡眠時間が長い

睡眠時間が長いと、身体が動かない状態が長く続くため血行不良が生じます。

すると痛みや疲労の原因となる物質が体内に蓄積し、起きた時に背中の痛みが出てしまうのです。

よく「寝過ぎて身体が痛い」というのも同じ理由です。

合わせてこちらもご覧ください。

睡眠不足によって起こる影響と解消方法とは?

起きたら背中が痛い時の対処法

起きたら背中が痛い時の対処法を見ていきましょう。

マットレスや枕を変える

合わないマットレスや枕は、朝起きた時の背中の痛みの原因になるばかりではなく、睡眠の質そのものを悪くしてしまうのです。

自分の身体や寝る時の姿勢に合ったマットレスや枕に変えると、寝返りがスムーズになって血液循環が良くなり、背中の痛みや違和感の予防、改善にアプローチできます。

朝起きて、何も不具合を感じなければマットレスや枕が合っていると判断できるでしょう。

ストレッチ

朝起きた時の背中の痛みは、普段から血行を促すストレッチを習慣づけておくことがお勧めです。

ストレッチは凝り固まった筋肉を柔らかくして、血行が促進されて痛みの軽減となります。

毎朝習慣的に行えれば理想的ですね。

ストレッチをより効果的にする方法はこちら。

運動 

ウォーキングやサイクリング、ジョギングやスクワットといった運動は、全身を大きく動かすことで血液循環を促し新鮮な栄養と酸素の供給をスムーズにしてくれます。

運動をしていると常に代謝が高い状態をキープでき、起きたら背中が痛い原因の血行不良の予防に役立つでしょう。

運動をする時間の確保が難しい場合には、

  • 階段を使う
  • 近い距離の買い物には徒歩

などを取り入れてみましょう。

生活習慣の見直し

特に思い当たることがない場合には、生活習慣の中に原因があります。

  • 眠る前はスマホやパソコン、テレビのブルーライトを与えない
  • 過度にアルコールを摂取しない
  • 就寝と起床のリズムを一定に保つ
  • 湯船に浸かる入浴を心がける

などのポイントを見直し改善してみるのも良いでしょう。

起きたら背中が痛いについての疑問集

起きたら背中が痛いについての疑問集にお答えします。

朝起きると背中の真ん中や右側、左側が痛いのはなぜ?

朝起きた時に背中が痛いのは部位によって原因が異なり、医療機関で検査が必要な病気の可能性があります。

  • 真ん中が痛い場合:大動脈の血管壁が裂ける「大動脈解離」
  •  右側が痛い場合:胃酸の過剰な分泌で起こる「十二指腸潰瘍」、細菌感染によって腎臓に強い炎症が生じる「腎盂腎炎」
  •  左側が痛い場合:心筋が酸素不足になって壊死してしまう「心筋梗塞」

 などの病気も否定できません。

冷や汗や周期的な症状、第六感を感じた際には迷わずに病院へいきましょう。

寝ると背中が痛いけど、起きると治るのはなぜ?

こちらの疑問もマットレスや枕が原因で、加えて「寝返りをしない、できない」などの原因で血行不良が起こり、痛みが出ることも考えられるでしょう。

さらに重力の加わり方でも筋肉への負荷となり、痛みが出るとも考えられます。

寝ながら上半身のストレッチである、背伸びを行ってみましょう。

寝起きに背中が痛いのは内蔵が原因?

内臓の病気の中には、背中の痛みを誘発するものがあり、

  • 狭心症
  • 肺塞栓症
  • 膵炎
  • 尿路結石

などの内臓の病気は、朝起きた時の背中の痛みが典型的な症状と言われています。

朝起きたら背中が痛い時は何科にいけばいいの?

朝起きたら背中が痛い時は、症状に合わせて以下の科で診てもらうようにしましょう。

  • 身体を動かすと背中が痛い場合:整形外科、接・整骨院
  • 急に強い痛みが出ている、痛む場所が移動する場合:総合病院
  • 安静にしていても背中が痛む場合:内科
  • 背中と腰にまで痛みが拡がっている場合:泌尿器科

あくまでも参考ですので、自己判断で受ける科を選択して受診してください。

仰向けで寝ると背中が痛いのはなぜ?

仰向けで寝ると背中が痛むのは、

  • 寝返りの数が少ない
  • マットレスが硬すぎる、またはやわらかすぎる
  • 内臓の病気や腰痛によるもの
  • 背中側が圧迫されて横向きの寝姿勢よりも呼吸がスムーズにならないため

といった原因が考えられます。

思い当たることはありますでしょうか?

【まとめ】起きたら背中が痛いについて

本記事では起きたら背中が痛いについて、原因や対処法、疑問点にお答えしてきました。

起床時の背中の痛み長引いている場合は早期に施術・治療を受け、安定した睡眠サイクルと軽やかな身体を取り戻していきましょう


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