成長ホルモンとは?主な働きと増やす方法、疑問にお答えします


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成長ホルモンは体内で作られている物質のひとつで、睡眠中や筋トレ時に分泌が活性化し、美容や健康、ダイエットなどに作用するホルモンです。

ここでは成長ホルモンについて、主な働きや増やすためにできること、睡眠との関係性やさまざまな疑問にわかりやすくお答えしていきたいと思います。

院長:伊藤良太
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成長ホルモンとは

成長ホルモンとはどのようなものなのでしょうか。

何かと見聞きすることが多い用語ですが、仕組みや働きについてはまだまだ未知な部分があるでしょう。

成長ホルモンは脳から出た指令を受けた脳の下垂体という部分から分泌されるホルモンのことで、

など、さまざまな作用を担っています。

また成長ホルモンは、成長過程にある子どもの身長を伸ばす役割の他にも、

があり、子どもから大人までが健やかなコンディションを維持するために欠かすことのできないホルモンなのです。

成長ホルモンを増やすには?

成長ホルモンの分泌を増やす方法はあるのでしょうか。

「身体にさまざまな良い作用を起こす成長ホルモンが、たくさん出ていれば健康維持にもつながるのでは?」と思ったことでしょう。

ここでは成長ホルモンを増やすためにできることは

となります。

それぞれ見ていきましょう。

アミノ酸の摂取

肉類や魚類、乳製品など、タンパク質を多く含む身近な食べ物に多く含有されているアミノ酸は、成長ホルモンの材料になる栄養素として知られています。

アミノ酸はこの栄養を含有する、動物性・植物性のタンパク質をいろいろな食べ物からバランスよく摂取することで成長ホルモンの分泌の活性化につながるとされています

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空腹時間の調整

空腹時にはグレリンというペプチドホルモンが分泌され、このホルモンは脳の下垂体に刺激を伝えながら成長ホルモンの分泌を促すとされています。

そのため毎回の食事では、腹8分目を心がけて適度な空腹時間を維持するように心がけましょう。

どうしても「お腹いっぱい食べないと気が済まない!」という方は、少し期間をかけて減らしていくと身体も感覚も慣れていきます。

良質な睡眠リズムを維持する

成長ホルモンは主にぐっすりと眠っている状態で分泌が活性することがわかってきました。

睡眠の前には深い眠りに入ることができるよう、

などの習慣を持っておくと質の良い睡眠のリズムが整い、成長ホルモンの分泌が活性化するでしょう。

加圧式トレーニング

加圧式トレーニングを行なった後は、通常よりも成長ホルモンの分泌が200倍以上になるとい研究結果があります。

週に2~3回程度の筋トレでも成長ホルモンの活発な分泌を促すことができ、その状態は最大72時間も持続すると言われ、

などさまざまな恩恵を受けることができるでしょう。

加圧式トレーニングについて詳しくはこちら。

加圧トレーニングの効果とは?実は良いことだらけなのをご存知ですか?

酸素ルーム

酸素ルームとは【軽度高気圧酸素の空間に入って過ごす、健康器具】です。

成長ホルモンの分泌だけでなく、さまざまな作用を身体に起こし、健康の維持には欠かせないものかもしれません。

それくらい健康の享受をもたらすものなのです。

酸素ルームについて詳しくはこちら。

酸素ボックスとは?仕組みや効果、さまざまな疑問にお答えします

成長ホルモンと睡眠の関係

成長ホルモンが分泌されるのは、睡眠時の時間帯によるものではなく、睡眠直後の90分程度のノンレム睡眠の時間がもっとも活性します。

睡眠と成長ホルモンの分泌に関する資料によると、

  • 睡眠のゴールデンタイムと言われる夜22時~2時の間にかけては成長ホルモン分泌に関係がない
  • 睡眠直後に訪れるノンレム睡眠に密接な関係があり、このタイミングで分泌が活発になる

ことがわかっているため、成長ホルモンを正しく分泌させるためにも入眠後2時間の睡眠の質が大変重要です。

睡眠に関する記事はこちら。

睡眠不足によって起こる影響と解消方法とは?

成長ホルモンが関わる病気

成長ホルモンは代謝にかかわるホルモンのため、分泌がされないとさまざまな病気にかかりやすくなります。

成長ホルモンの分泌が減るとどんな病気になりやすいのか、主な病気をまとめてみました。

などなど、重篤な症状が出てしまうのです。

成長ホルモンに関する疑問

ここからは成長ホルモンに関する疑問にわかりやすくお答えしていきます。

成長ホルモン分泌は大人にも効果はあるの?

成長ホルモンは子どもの身長を伸ばす役割があるホルモン、というイメージがありますが大人にも欠かすことのできないホルモンのひとつです。

成長ホルモンの分泌は、身体のさまざまな機能を正しくコントロールする重要な役割を持ち、大人になっても美容や心身の健康、ダイエットや免疫力の向上などに効果が期待できます。

ただ、成長ホルモンの分泌は20代を境に激減するため、少しでも多く分泌されていれば健康維持やアンチエイジングにも密接に関わってくるでしょう。

治療として使うことはあるの?

何らかの理由で脳の下垂体の分泌が著しく少ない場合に、ペン型の注入器・注射器を使って成長ホルモンを補う治療があります。

成長ホルモン治療と呼ばれるこの方法は、

など、子どもに対する疾患において治療が認可されています。

注射をしたときの費用ってどのくらい?

成長ホルモンはとても高価な薬剤となり、低身長の原因や治療を受ける人の体重によって変わってくるのですが、年間でおよそ100~700万円程度の薬代が必要になります。

ただ、成長ホルモン治療の診断基準を満たしている場合は、公的な保険診療を受けることが可能です。

視聴ホルモンの分泌を促進するには?

成長ホルモンの分泌を促す方法には

の実践しかありません。

食事においてはしじみやチーズ、キノコ類に多く含まれているオルニチンは、摂取をすると運動前後の成長ホルモンの分泌を促進することが、協和発酵バイオの健康成分研究所から報告されています。

上記の中でも効果的に、しかも簡単に成長ホルモンの分泌を促すことができるのは「加圧式トレーニング」と「酸素ルーム」です。

お近くに備えている施設がありましたら是非とも体験して、継続していただければと強く思います。

分泌を増やすつツボはあるの?

足の親指の真ん中には、成長ホルモン分泌の司令塔と呼ばれる脳下垂体のツボがあります。

このツボを「痛気持ちいい」と感じる程度に押すと、成長ホルモン分泌の活性が期待できる…かもしれません。

増やすには筋トレは必要?

成長ホルモンの分泌は筋トレ時でも促されると考えられているため、成長ホルモン分泌を増やすためにも筋トレは必要不可欠かもしれません。

筋トレ時の成長ホルモンは、

などいろいろ面でメリットが多いため、週2回程度から始めてみることがおすすめです。

ただ、通常の筋トレよりも加圧式トレーニングの方が圧倒的に効果はあります。

【まとめ】成長ホルモンについて

本記事では成長ホルモンの働きや増やすためにできること、さまざまな疑問にお答えしてきました。

成長ホルモンは年齢を重ねるとともに分泌が減少するため、成長ホルモンを増やすためにできることを習慣付けながら、健康的な心身と肌を維持していきましょう。


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