足の小指の骨折の見分け方とは?早く治す方法や疑問に回答。


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足の小指は他の足趾に比べると自分の意識で認識することは少なく、何かとぶつけやすく、そしてスポーツでは踏まれやすい趾(ゆび)でもあります。

他の趾に比べても骨の太さが細く、何かしらの外力により骨折を生じてしまう趾です

身体全体を支えてスムーズな動きを補助する役割のある小指の骨について、今回は骨折の見分け方や早く治す方法をまとめてお伝えしてます。

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院長:伊藤良太
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足の小指の骨折の見分け方

足の小指の骨折の見分け方にはどのようなものがあるのでしょうか。

足の小指の骨折に早く気付き、適切な治療・施術を受けるためにも骨折の見分け方を理解しておくようにしましょう。

当院での足の趾の施術の経過はこちらをご覧ください。

見た目

足の小指が骨折している場合は、次のような見た目で判断することができます。

見た目だけでは骨折か捻挫かの見分けは難しいのが本当のところです。

内出血がある時点で組織の損傷は起きている証拠ですので、そのまま放置しないほうが無難でしょう。

動いたとき

足の小指が骨折していると小指を曲げたり、歩いたりして動かすと、痛みが強くなり、時にはしびれを感じたりします。

歩くときに小指を動かさず(地面に着かず)に歩くことは可能ですが、バランスを崩して指を強く動かして(地面に着いて)しまった時には激痛を伴います。

捻挫でも激痛を伴うケースもありますが、少しでも小指を曲げると痛い、または曲げられない場合には骨折を疑ってよいでしょう。

痛み方

足の小指が骨折している際には次のような痛み方が一般的に生じやすいです。

ジッとしていても痛みを感じるのは骨折の特徴の一つでもあります。

ズキズキ・ジンジンする場合には骨折を疑って間違い無いでしょう。

突き指と指の骨折の見分け方はこちらをご覧ください。

突き指と骨折の見分け方!症状の違いや治療期間の目安を解説。

足の小指の骨折を早く治す方法

足の小指の骨折を早く治すための3つの方法・ポイントお伝えしていきます

当院での足の趾に対する施術についてはこちらをご覧ください。

足の趾の骨折と酸素ルーム

固定

足の小指の骨折には

を行います。

テーピングやシーネ固定は、小指の骨の骨折の痛みと骨折の症状に合わせて、3~7日間の固定期間が一般的になっています。

固定をするとズキズキ・ジンジン感じていた痛みも治ります。

もし、痛みが変わらずに続く場合には固定が不十分ですので、先生に「痛みが変わらずまだ痛い」と伝えましょう。

安静

小指の骨の骨折は、軽症・重症にかかわらず、足指に負荷がかかる動きをできるだけ制限し、

程度の完全な安静期間が必要になるでしょう。

動かし始めるタイミング

足の小指の骨折は、患部の状態や年齢、感じている症状などによって個人差がありますが、ヒビであれば1週間以内に動けるでしょう。

完全に小指の骨が折れてしまった場合でも、3週間程度で動かせるようになります。

小指の骨折はきちんとした診断と処置により、動かし始めるまでの期間が短くなるものです。

骨折を早く治すための方法はこちらをご覧ください。

手や足の骨折を早く治す方法は?骨の回復を早める秘訣を教えます

超音波

超音波は患部にごく微細な振動を与えることで、組織の修復を促します。

痛みもなく、患部への負担も全くありません。

一日20分毎日当てることで最大40%早く治癒するというエビデンスもありますので、骨折だけに限らず打撲や肉離れ、捻挫やぎっくり腰にも大変効果的です。

是非とも受けるべき治療の一つです。

超音波についてはこちらをご覧ください。

骨折には超音波が良い!使用方法や効果的な理由、疑問集に解答。

酸素ルーム

酸素ルームも骨折や捻挫などの外傷にとても効果を発揮するアイテムです。

40分入ると血液内の酸素濃度が最大になり、血液がサラサラになるため、新鮮な栄養と酸素が患部へ行き渡り、炎症物質は速やかに流れて吸収が促されます。

空間内に入っているだけですので、身体や患部への負担も全くありません。

同時に3人入れるくらいの区間がありますので、快適に過ごせます。

酸素ルームについてはこちら。

酸素ボックスとは?仕組みや効果、さまざまな疑問にお答えします

足の小指の骨折の原因

足の小指の骨折の原因は主に、

など、直接小指に衝撃が加わることで起きるのがほとんどです。

日常生活の中でも起こりうる骨折ですので、家具などの配置や普段の導線を見直すのも予防の一つになります。

足の小指の骨折の疑問アレコレ

続いては、足の小指の骨折によくある疑問アレコレにお答えしてみたいと思います。

足の小指の骨折について知っていただければ幸いです。

足の小指を骨折しても自然治癒はするの?

足の小指を骨折しても自然治癒はするでしょう。

ただし、

  • 変形して骨がくっ付く
  • 長期間痛みと腫れが続く
  • 歩き方が悪くなる

などのリスクがあります。

ヒビくらいならそのまま放置しても自然治癒に至りますが、ズキズキ痛むようなら先生に処置してもらった方が治りまでの期間も苦痛を感じる時間も短くなるでしょう。

骨折放置した時のリスクについてはこちら。

骨のヒビは放置するとどうなるの?部位別にみる放置の影響と症状とは。

足の小指を骨折しても歩けるの?

足の小指を骨折していても歩けます。

ただ普段通りの歩行は難しいですし、靴を履いての歩行も痛みを感じながらとなるでしょう。

小指側がつかないような歩き方になるため、脛の筋肉がつかれたり、足首周辺に痛みなどを感じることも。

痛くても普通通りに歩ければ理想ですが、それはあまりお勧めしません。

足の小指を骨折しても気づかないことはある?

足の骨折に気づかないケースも少なくありません。

完全に折れている場合には激痛のために何かしらの行動を起こすことでしょう。

軽微なヒビの場合には腫れと内出血、痛みもあるけど普通通りに過ごせるから先生に見てもらわない、というケースもこれまでありました。

《痛いけど生活できる》と《病院に行く時間とお金》を天秤にかけた時、比重が重い方にみなさん行動する傾向があるようです。

足の小指を骨折をすると歩き方はどうなる?

小指側をつけないように、そして曲げないように歩くため、つま先で地面を蹴る動作をしなくなります。

かかとがいつまでも地面にくっ付いている歩き方になるため、歩幅は狭く、階段の上り下りもストレスになるでしょう。

少しの振動でも痛みを感じるので、慎重に歩くようになるでしょう。

足の小指を骨折で痛くないことはある?

足の小指を骨折すると、基本的には大なり小なり痛みを感じます。

歩くと痛くないけど、押すと痛い、というのもよくある足の小指の骨折の症状でもあります。

押して痛いのでしたら、治るまで押さずに経過を待ちましょう。

中には骨折をしても痛くないケースも!

詳しくはこちら。

「骨折しても痛くない」考えられる理由とは?

【まとめ】足の小指の骨折について

本記事では、足の小指の骨折の見分け方や早く治す方法、そのほか疑問についてお伝えしました。

足の小指は身体を支え、歩行の際の外側に流れやすい負荷のかかる動きをコントロールする大切な部位でもありますので、原因があって小指に痛みがある時には先生に見てもらいましょう。


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