捻挫を早く治すマッサージについて。部位別のやり方や回復促進方法も解説


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捻挫をするとまずは「安静」という意識を持つことが多いと思いますが、マッサージを行うことで痛みや違和感の軽減にアプローチできるのはご存知でしょうか?

ここでは捻挫を早く治す部位別のマッサージ方法や、マッサージ以外で回復を早める方法を合わせてお伝えしていきます。

こちらも合わせてご覧ください。

トリガーポイントとは?部位別の場所やマッサージのやり方もご紹介。

院長:伊藤良太
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捻挫を早く治すマッサージ

捻挫を早く治すマッサージ方法は、すぐにでも知りたいポイントではないでしょうか?

捻挫を早く治す、部位別のマッサージのやり方をご紹介しますので、是非とも行ってみてください

足首

足首の捻挫へのマッサージは、「荷重をかけなければ痛くない」くらいの症状になったら行いましょう。

足首の捻挫をするとすねとふくらはぎの筋肉が、緊張により固くなります。

緊張で固くなった筋肉を緩めると、歩行時の痛みや荷重をかけた時の痛みが軽減しますので、必ず行うべきアプローチ方法です。

方法についてはこちらをご覧ください。

「足首を柔らかくする」について。柔らかくする方法やメリット、疑問集に回答。

手首

手首の捻挫へのマッサージは、というよりもセルフ施術の方が効果的ですので、セルフ施術をご紹介します。

下記の動画をご覧ください。

動画内ではベッドに手をついていますが、手首の捻挫の痛みを取る目的になると手はベッドにつかないで骨を締めて、痛かった動作を行なってください。

捻挫をすると、骨に緩みが出て、いつまでも痛みなどの症状を長引かせてしまいます。

数週間経っても痛みがある場合には、是非とも行なってみてください。

膝の捻挫のマッサージは、太ももへのアプローチとなります。

大きい筋肉ですので、両手を使って刺激を加えましょう。

もし固いところがありましたら集中的に行なっても構いません。

このくらいの刺激であればもみかえしが起こることはないでしょう。

捻挫をマッサージ以外で早く治す方法

捻挫をマッサージ以外で早く治す方法はいくつも存在しています。

ここでは捻挫のつらい痛みや患部の動かしにくさを軽減していく、マッサージ以外の方法と有効な理由を見ていきましょう。

つぼ

捻挫を早く治すツボは、足首・手首・膝それぞれに存在しています。

以下でご紹介するツボを、「痛気持ちいい」と感じる程度に5〜10秒程を目安に押してみましょう。

【足首の捻挫に効果的なツボ】

足の薬指と小指の骨が交わる場所「臨泣(りんきゅう)」というツボ。

足首の捻挫をしてからの継続的な痛みを和らげる効果が期待できるでしょう。

【手首の捻挫に効果的なツボ】

手を軽く握り、親指のみを上げた際に浮かび上がる、2本のすじの根元にあるくぼみ「陽谿(ようけい)」

捻挫による炎症や痛みを緩和する効果が期待できるでしょう。

【膝の捻挫に効果的なツボ】

膝の裏にある「委中(いちゅう)」

血管、リンパ管が集中して存在するツボで、めぐりを促しながら痛みの緩和にアプローチできるでしょう。

委中は痛みを感じやすいツボですので、じっくりとゆっくり押してください。

湿布

捻挫をしてしまった時は湿布を用いてのセルフケアをする人が多いでしょう。

湿布には、

  • 患部を冷やして血管の収縮させて、内出血・炎症物質の抑制
  • 抗炎症成分が配合されている
  • 痛みを抑える鎮痛成分が配合されている

という特徴・効果があり、捻挫をしてしまった際の応急処置には効果的でしょう。

ただ湿布を使用する期間は、捻挫をしてから長くても一週間程度です。

それ以上の期間は湿布の効能と効果に対して、患部の状態とはミスマッチになりますので、湿布による効果は感じないでしょう。

湿布の使い方に関する記事はこちらでもご紹介しています。

上腕二頭筋長頭腱炎が治らない原因とは?上手な寝方と正しい湿布の使い方

 冷やすor温める

捻挫をした後は冷やすのが良いのか温めるのが最適なのか、悩んだことはありませんか?

捻挫を冷やすor温めるのは、患部の状態によって方法が異なっています。

捻挫で冷やすのは、捻挫をしてすぐのタイミングのことを言う急性期が最適です。

逆に捻挫を温めるのは捻挫をしてから一週間以上経過した場合や、慢性的に痛みを感じる場合になります。

冷やすとは「アイシング」と言い、効果的に行う方法についてはこちら。

アイシングを効果的に行う方法とその注意点。

施術

捻挫をした場合の接骨院・整骨院で受けられる施術は、以下のような方法があります。

  • 手技による、その場での症状の変化
  • テーピングや包帯などによる固定
  • 超音波(エコー)による患部の状態の確認
  • 超音波や酸素ルームなどによる、組織修復を早める補助的なアプローチ

院によってアプローチ方法は様々ですが、超音波や酸素ルームなどは効果はどこで受けても変わりません。

ですので、施術は受けずに超音波や酸素ルームだけの利用もアリだと思います。

接骨院についてのよくある疑問についてはこちら。

整・接骨院における保険適応の範囲と当院の実際の対応

素ルーム

酸素ルームは捻挫の頻度が多い、スポーツ選手にも利用されている方法です。

酸素ルームを利用すると、捻挫によってダメージを受けた毛細血管や組織を修復する、血液中の溶解型酸素が増量します。

さらに酸素ルームは、新陳代謝を活性させながら捻挫の早期回復にアプローチできるため、アンチエイジングに効果的です。

酸素ルームについて詳しくはこちら。

酸素ボックスとは?仕組みや効果、さまざまな疑問にお答えします

超音波(オステオトロン)

超音波(オステオトロン)は低出力パルス超音波の音圧効果により浅部から深部まで対応でき、手技では届かない骨や筋肉、靭帯などへのアプローチが可能となり、捻挫で損傷した組織を修復する効果が期待できます。

使用時には、全くと言って良いほど何も感じません。

超音波について詳しくはこちらをご覧ください。

骨折には超音波が良い!使用方法や効果的な理由、疑問集に解答。

加圧式トレーニング

加圧式トレーニングは腕や太ももなどに加圧専用のベルトを巻いて、さまざまなトレーニングを行う方法です。

捻挫の回復や予防を目的としたリハビリにも用いられることが多い加圧式トレーニングは、

  • 血管の加圧からの解放で循環が一気に活性する
  • 血行が活発になることで捻挫を治す新陳代謝が促される
  • 成長ホルモン分泌促進による、組織修復の促進

という特徴・効果があります。

加圧式トレーニングを行うと、捻挫の痛みの軽減にアプローチする「マイオカイン」という生理活性物質の分泌を促すことも明らかになっています。

加圧式トレーニングはとてもお勧めです。

こちらも合わせてご覧ください。

加圧トレーニングの効果とは?実は良いことだらけなのをご存知ですか?

【まとめ】捻挫を早く治すマッサージについて

本記事では捻挫を早く治す部位別のマッサージ法や、その他の早期回復にアプローチできる方法をご紹介してきました。

捻挫はスポーツ時に頻繁に起こるケガのため、今回ご紹介したマッサージやその他の対処法を早めに押さえていただければと思います。


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