「肩こりが治らない」について。主な原因や疑問集に詳しくお答えします


公開日:

運動をしたり姿勢に気を付けていても、肩こりがなかなか治らないと悩んでいませんか?

肩こりが治らないのは早期に治療や施術が必要な原因が生じている可能性があります。

ここでは肩こりが治らない考えられる原因や、さまざまな疑問集にわかりやすくお答えしていきたいと思います。

院長:伊藤良太
疑問・質問は友達追加して無料にて受け付けております!
友だち追加




肩こりが治らない原因

はじめに、肩こりが治らない主な原因を詳しく見ていきましょう。

姿勢が改善されていない

肩こりの根本的な原因と言われている姿勢ですが、正しい姿勢がイメージできない・正しい姿勢でも長く維持できないと感じることもあるのではないでしょうか?

前かがみになった猫背などの姿勢が改善されていないと、

  • 頭の重さが首や肩に倍の負荷をかけてしまう
  • 背骨の形が崩れ、背中や腰への負荷がかかる

といった状態が常になります。

姿勢が改善できていないと、首・肩まわりの筋肉がこわばって筋肉内の血管が圧迫され、慢性的なコリや痛み、違和感が出やすくなってしまうのです。

姿勢は骨盤へも影響を与えます。

こちらも合わせてご覧ください。

骨盤の歪みの原因・症状とは?骨盤の歪みのチェック方法と治し方とは?

環境が良くない

肩こりが治らないのは、環境が良くないことも原因のひとつです。

たとえば、

  • パソコンやマウスの位置関係が良くないデスクワーク
  • 子供やわんちゃんネコチャンとの寝ているため、寝返りが打てない睡眠環境
  • 姿勢が前かがみになりやすいスマホ依存症
  • 枕が合っていない

などの環境にあると、常に肩まわりが緊張して筋肉が緊張して血行不良になり、肩こりが起こりやすくなるでしょう。

枕が合っていないと判断するのは、

  • 起きた時に首や肩が痛い、張っている感がある
  • 起きたら枕がない(使っていない)

となっていると枕が合わないと判断して間違いありません。

枕に関する内容はこちらをご覧ください。

起きたら背中が痛い原因とは?対処法、さまざまな疑問にお答えします。

精神的ストレスを抱えている

肩こりは精神的なストレスが原因になることもあります。

精神的なストレスを抱えていると、血液循環を助ける自律神経・副交感神経の働きが弱まり、逆に血管を収縮して筋肉や関節を緊張させる交感神経が優位になるのです。

ストレスは、血行を促したり関節のしなやかさを維持する女性ホルモン・エストロゲンの働きを低下させてしまいます。

そのため女性ホルモンのバランスが崩れやすい40~50代の更年期世代の女性は、特に肩こりが起こる傾向です。

自律神経とホルモンバランスはお互いに連動し合っているため、ストレスを感じると両方が乱れて肩こりをはじめとするさまざまな不調が出やすくなります。

病気が隠れている

肩こりが治らないのは、すぐに検査や治療が必要な病気が隠れている可能性も否定できません。

  • 血行不良によって心臓の働きが過度になる「高血圧」
  • 肩の神経とひとつながりになっている心臓に何らかの病気が生じる、肩にも痛みやこりが出る「心臓病」「心筋梗塞」

などの病気は、慢性的な肩こりの症状が出やすいと言われています。

肩こりになる原因

肩こりになる原因はズバリ【肩・首周辺の筋肉の固さ】です。

先ほども挙げました通り、仕事による姿勢や環境、精神的ストレスを抱えたままでは、肩こりを解消することは難しいでしょう。

加えて肩こりは《治った》という定義もありません。

日頃からどのように肩こりに対して、ケアやアプローチ出来るかがとても重要ということです。

自分で肩こりを解消・軽減するのは正直難しいかもしれません。

そのような場合には先生の施術を受け、適切なアドバイスを求めると良いでしょう。

左肩の肩こりは本当は怖い

肩こりで特に左側の肩がこっている場合は、深刻な病気の可能性が否定できません。

左肩のこりには、主に以下のような病気が原因となっていることがあります。

  • 左の肩、腕、胸などにもこわばりや痛みが生じる「狭心症」
  • マッサージや運動をしても左肩のこりに変化が見られない「心疾患」
  • 左肩のこりと胸の息苦しさが同時に生じる「気胸」

左肩こりのみであれば、運動やマッサージをすると一時的に症状が緩和されやすいと言えす。

ですが肺や心臓に何らかの病気が生じている場合は、運動やマッサージをしても左肩のこりに変化が見られないことがわかっています。

「肩こりが治らない」に関する疑問集

続いては、「肩こりが治らない」に関する疑問集に詳しくお答えしていきたいと思います。

ひどい肩こりの治し方はあるの?

ひどい肩こりが出ている場合は、血液循環を促して筋肉や関節のこわばりをほぐすことが効果的な対処法になります。

  • 入浴やカイロ、ホットタオルなどで首や肩まわりをじっくりと温める
  • 肩まわりを動かすジョギングやダンベルの上げ下げなどの運動を行
  • 筋肉運動を助けて血行を促す、EMS搭載のマッサージ機を使う
  • 接、整骨院で矯正や鍼などの施術を受ける

などの方法は、肩まわりの血行を促してこりのもととなる筋肉や関節のこわばりをほぐし、不調の緩和にアプローチできるでしょう。

肩こりの重症度チェック方法を教えて

自身の肩こりがどのくらい重症なのか、自分で判断が難しいこともあるでしょう。

肩こりの重症度は明確な評価がないものの、以下のチェックポイントに当てはまる場合は、早めの対処・病気の可能性を考慮しておく必要があるでしょう。

  • 肩こり以外にもしびれや痛み、だるさや息苦しさを感じる
  • 両腕を上げようとするとひきつるような痛みが出る
  • ズキズキとした痛みが生じて睡眠や日常生活の支障になっている
  • 鎖骨回り、胸にまでこりや痛みが拡がっている
  • 上、下、右、左と一定の方向を向くのがつらい

「肩こりだと思ったら肺がん!?」て聞いたけど…

肩こりだと思ったら実は肺がんだった、というケースが意外に多く見られています。

肺がんは肺に悪性腫瘍が生じる病気のことを言い、肩は肺に近い部位でもあります。

そのため肺に悪性腫瘍が生じるとひとつながりになっている肩にも痛みやこわばり、不快感広がって長期的に治りにくい肩こりが起こるのです。

肩こりを一瞬で楽にする方法はあるの?

肩こりを一瞬で楽にする方法は、ツボ押しが効果的です。

  • 肘を曲げた時にできるシワから手首側に指三本分の位置にあり、筋肉をほぐしたり自律神経を整える「手三里(てさんり)」
  • 肩甲骨の中央にあり、肩甲骨や背中の筋肉を緩める「天宗(てんそう)」
  • 後頭部の生え際に位置し(耳の高さ)、首や肩の血行を促してこりへの抵抗力を高める「風池(ふうち)」

ご紹介したツボを「痛気持ちいい」と感じる程度に押してみましょう。

このほか、ストレッチも大変効果的ですので、行ってみて下さい。

【まとめ】肩こりが治らないについて

本記事では「肩こりが治らない」について、さまざまな原因や疑問集にお答えしてきました。

肩こりが治らないのは疲れが溜まっているからだと楽観しやすいですが、深刻な病気の可能性も否定できません。

治らない肩こりが続いている時は先生に相談して早めに軽やかなコンディションを取り戻しましょう


カテゴリ:
タグ:,,,,,,,,,,,,,,,,,,



関連記事