首が痛い時の寝方について。痛くて寝れない原因やケース別の寝方とは。


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首に痛みがあると、痛みをかばおうと不自然な寝姿勢になってしまい、余計に痛みが悪化した経験はありませんか?

首が痛い時は、痛みの状態に合わせた正しい寝を習慣づけておくと、痛みの緩和やはもちろん、予防にもアプローチできます。

ここでは首が痛い時の寝方について、ケース別の正しい寝姿勢や痛が出る主な原因をお伝えしていきますので参考にしていただけると幸いです。

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院長:伊藤良太
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首が痛い時の寝方

首が痛い時の寝方について、仰向け・横向き、それぞれのポイントを見ていきましょう。

仰向け

首が痛い時の寝方で大切なことは《痛みなく寝ること》であり、一般的に正しいとされる寝方が当てはまらなくても全然問題ありません。

ですが一つ注意も必要です。

寝ていても痛くはないけども、起きた時に痛みを感じるのは《枕と首・頭の関係》が合っていないと考えるのが妥当でしょう。

さらに深く見ていくと、実は寝具も需要な要素になりますが、ここでは省略いたします。

仰向けの寝方で一般的に大切と言われているポイントは、

などでしょう。

ただ、枕と首・頭の関係が合っていると、それ以外は深く考えなくても大丈夫だと、毎日の現場で強く感じています。

同時に、首の痛みは枕が高すぎる、または低すぎると首に負担がかかりやすくなるため、今使っている枕を変える、またはタオルを巻いて高さを調整して、

  • 首の横の筋肉が硬くなっていないか(両方側の緑丸部分
  • 顎が上がりすぎていないか、または下がっていないか

などをチェックしてみると良いでしょう。

首の筋肉が硬くなく、しかも顎も水平の位置であれば、首の筋肉に負担なく、しかもいびきの防止にもつながります。

いびきについて詳しくはこちらをご覧ください。

いびきを止める方法4選!そしていびきの原因とは!?

横向き

横向きも同様で、痛くなければどのような寝方でも構いません。

ただ、起きた時に痛みが強いようでしたら次の寝方を試してみましょう。

がお勧めです。

横向きでの寝方について、一般的には《背筋と首筋のラインが一直線になっていることが正しい寝姿勢》と言われていますが、この状態では肩を潰して寝てしまうため、お勧めしません。

そのような理由から、肩を逃して、顔の向きは少し斜め上方向が良いという結論に行きつきました。

同時に首回りの筋肉も緊張なく寝れるため、普段からの寝方にもお勧めですし、腰痛持ちの方にも是非とも試して欲しい寝方でもあります。

腰痛持ちの方の寝方についてはこちら。

腰痛を早く治す方法はお風呂とストレッチ!腰痛の時の寝方と湿布の使い方

首が痛くて寝れない原因

首が痛くて寝れない原因には、

などが挙げられます。

上記の原因に共通しているのが《むち打ちなどとは違って、首に大きな衝撃は加わっていないこと》です。

大きな衝撃が加わると組織の損傷が起きてしまいますが、普通に過ごしているだけであれば組織の損傷が起こるのは考えづらいと言えます。

となると主な原因としては《筋肉が関与している》と考えるのが妥当でしょう。

などはその姿勢であっても、筋肉を緩める、または硬くならないことで不快な症状が出ないように防ぐことは可能でしょう。

そのためにも寝姿勢における枕と首・頭の関係性がとても重要なのです。

ストレートネックについてはこちらをご覧ください。

ストレートネックで頭痛や自律神経症状、しびれが出たら枕とタオルで解消!

首が痛い時のNGな寝方

首が痛い時のNGな寝方があり、加えてそれぞれの首への影響について見ていきましょう。

枕の高さ

枕の高さが高すぎると、首の筋肉は寝ている状態でも常に緊張状態となり、血流が妨げられて首の痛みや息苦しさ、頭痛などの不調が出やすくなります。

逆に、枕が低すぎる場合、または高い枕を首で使った際には顎が上に上がるため、いびきをかきやすく、睡眠の質が低下して疲れが残りやすくなる、なんてことも。

そして枕が低いと頭の位置が安定しないために首の筋肉が緊張しやすかったり、同じ顔の向きだけを向いてしまい、決まった部位に痛みを感じやすくなるでしょう。

思ったよりも、枕と首・頭の関係はデリケートなのです。

うつ伏せ寝

首が痛い時にうつぶせ寝をしてしまうと、矢印のように顔は枕や布団に押し付けられ、その間首周辺と背中につながる筋肉に負担がかかり続けるために、首が痛い時にはNGな寝方になります。

大人がうつ伏せ寝で寝違いになりやすい一番の原因と言ってよいでしょう。

またうつぶせ寝は、首から背中にかけての筋肉が緊張状態になるため、首の痛みばかりではなく腰痛や身体全体のゆがみの原因とも考えられています。

寝違えについて詳しくはこちらをご覧ください。

寝違いの原因とは?セルフで出来る対処法と寝違えた時の寝方を紹介!

ケース別、首が痛い時の寝方

ケース別、首が痛い時の寝方は、痛みの原因や状態によって違いがあります。

首の痛みがなかなか治らないのはもしかすると、原因に応じた正しい寝姿勢ができていない可能性とも言えるでしょう。

ここではケース別に見る、首が痛い時の寝方をお伝えしていきます。

ストレートネック

ストレートネックが原因で首に痛みが出ている場合は、仰向けと横向きの寝姿勢をすることがおすすめです。

仰向けの寝方は首にかかる負担が他の寝方よりも少なく、眠りながら頚椎の本来のカーブを元通りにしていくことができ、ストレートネックの緩和に役立つでしょう。

そして横向きでは首の筋肉の弛緩が期待でき、ストレートネックにしてしまった筋肉を休めることができます。

寝ている間に筋肉の状態をリセットすると、ストレートネックが原因の痛みと考えられていた症状も軽減・消失できるでしょう。

ストレートネックについてはこちら。

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起床時に首が痛い

起床時に首の痛みを感じるのは、枕の高さが合っていなかったり、無理な寝姿勢を長時間続けて首の筋肉疲労が出ていることが原因です。

起床時に首の痛みを感じた場合には下記のポイントを確認してみてください。

そもそも自分に合っていない枕の使用はお勧めできません。

起床時に首が痛い原因には、寝てる間に首や肩、背中の筋肉が緊張状態のために出てくる症状です。

上記のポイントを確認して改善すると、睡眠中の首の筋肉疲労の予防になり症状の緩和・消失となるでしょう。

マットレス選びについてはこちら。

敷布団・マットレスで腰痛は解消!オススメ寝具の選び方と腰痛の解消法をご紹介!

寝ると首が痛い時

寝ると首に痛みが出るのは、

などの原因で首と頭の位置が安定せず、寝ている間でも首周辺の筋肉が使われていると考えられます。

マットレスが硬すぎる・やわらかすぎると、正しい寝方でも首や頭を枕に預けることができなくなって首周辺の筋肉に負担がかかり、睡眠中でも首の痛みを感じるでしょう。

また小さい枕は、

ため、首周辺の筋肉に負担がかかり痛みが出やすくなってしまいます。

寝ていて首が痛いと感じたら、寝具の硬さや枕のサイズなどを見直し、正しい寝方を再確認してみましょう。

    寝違えた時の痛み

    寝違えによる首の痛みは、

    ことが首に負担をかけない寝方です。

    また、首の痛みが出ない姿勢をとりながら、少しずつ角度を変えてみることも、痛みが少ないと感じる姿勢や角度を見極めていくポイントになります。

    決して仰向けから起き上がらないようにしましょう。

    寝違えについてはこちら。

    寝違いの原因とは?セルフで出来る対処法と寝違えた時の寝方を紹介!

    つった後の首の痛み

    つった後の首の痛みは、間違った寝姿勢で再び出てしまうケースもあります。

    そのような時の寝方でお勧めなのが、

    で、寝てみましょう。

    つったところの筋肉が緩まるために、楽に寝れるでしょう。

    【まとめ】首が痛い時の寝方について

    本記事では、首が痛い時のケース別の寝方や原因について解説してきました。

    首はスマホやパソコンの長時間使用、スポーツなどによる負荷がかかりやすい部位となるため、正しい寝方は早めに押さえておきたいポイントになります。

    首の痛みの状態に合わせた寝方を心がけながら、辛い痛みやコリ緩和未然予防に働きかけていきましょう


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