胃下垂の症状チェック!原因や治し方(改善方法)、疑問にお答えします。


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食事をした後に下腹がポッコリとなる、食べるとすぐにお腹がいっぱいだと感じてしまう…。

それはもしかすると胃下垂の可能性が高いと言えるかもしれません

胃下垂は胃が正常の位置よりも下に垂れ下がった状態のことで、何か深刻な病気なのではないかと不安に思う方もいらっしゃるでしょう

今回は胃下垂の症状チェック、原因や治し方(改善方法)、よくある疑問にお答えしていきます。

院長:伊藤良太
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胃下垂の症状チェック!

はじめに胃下垂の症状チェックを行なっていきましょう。

自分が胃下垂の症状かどうかをチェックする、3つの方法をお伝えします。

仰向けのお腹の状態

  • おへそのあたり、または下くらいに胃の膨らみを感じる
  • 仰向けになるとお腹が張り、もたれやムカムカした不快感を感じ

仰向けはリラックスする姿勢ですので、ムカムカや違和感を感じるのは普通ではありませんので、症状が強くなったり、長期間に渡る場合には他の病気も疑うべきかもしれません。

立位のお腹の状態

仰向けでは、

その他の症状の特徴

仰向けや立位での症状の他に特徴的なのは、

胃下垂を最も感じるのは食後で、見た目の他にも胃の周辺に何かしらの不具合を感じる傾向にあります。

普段は膨らんでいないところが食後より膨らんでいる場合には、そこが胃のある位置とみて間違いないでしょう。

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胃下垂の治し方(改善方法)はあるのか?

では、胃下垂の治し方や改善方法はあるのでしょうか。

胃下垂は深刻な病気ではないために治療が行われないことが一般的ですが、ポッコリお腹や胃腸の不快感は強いストレス・不安に感じてしまうでしょう。

胃下垂をできるだけ早く治すために、ここではおすすめの改善方法をお伝えします。

筋トレ

胃下垂は急激な体重の変化によって筋力が低下し、胃のまわりを支える

というインナーマッスルが弱くなっていることも原因のひとつとなるため、お腹まわりを鍛えられる腹筋などの筋トレは有効です

左:外腹斜筋 右:内腹斜筋

腹横筋

ここでは筋トレが初めての人にも手軽に実践できる、胃下垂対策のための腹筋方法をチェックしてみましょう。

~胃下垂の腹筋のやり方~

※プランクと呼ばれるこの腹筋は、腹筋から体幹に負荷をかけるため、インナーマッスルを鍛えつつ、胃下垂の原因となる猫背の補正に役立ちます。

姿勢

胃下垂は胃が通常の位置よりも垂れ下がった状態のため、胃の本来の働きが弱まってしまうこともあります。

姿勢の乱れは胃が下に下がり、胃下垂につながりやすくなるため、正しい姿勢のポイントを早めに理解しておきましょう。

~正しい姿勢のポイント~

正しい姿勢は、骨盤を立てて肩甲骨を閉じ、胸を軽く張って顎を引くことが基本のポイントになります。

また、

の5つの部位が、まっすぐ一直線になっていることも正しい姿勢の条件となります。

関連記事→骨盤が開く原因と症状、改善方法をご紹介!骨盤が開くと不健康はホント?

食生活

胃下垂は胃に負担をかけない食生活を心がけることがベストな改善策になります。

などの食習慣を心がけておくと、胃下垂によるポッコリお腹やムカムカ、吐き気などの不快感の改善・予防につながるでしょう。

関連記事→健康に気を使う人必見!健康にいい食べ物に含まれている栄養素とは?

腸の機能改善

胃下垂は胃だけではなく、内臓全体が下垂している状態でもあります。

胃下垂によって腸が圧迫されて通常ではない部分にあると、栄養の吸収がスムーズにならなくなったり、便秘や免疫力低下などにつながるリスクもあります。

そのため、

などの食品・栄養を積極的に補い、腸の健康を意識するようにしましょう。

胃下垂の原因とは?

胃下垂の原因には、

などがあり、筋肉や脂肪の少ない、やせ型で高身長の女性がなりやすい傾向です。

また、もともとは肥満体系の女性でも、ダイエットや出産によって体重の過度な減少が見られた場合も胃下垂になりやすいと考えられています。

胃下垂に関する疑問集

続いては胃下垂に関する疑問にお答えしていきます。

胃下垂はおならが出やすいって本当?

胃下垂になると、おならが出やすいと言われています。

その理由には

  • 胃下垂による消化不良
  • 食事と一緒に空気も飲んでいる
  • 腸内環境の悪化

胃の位置が下がると胃の活動が低下して、いつまでも胃の中に消化すべき食べ物が残り、消化不良をきたしてガスが溜まります。

そして噛む回数が少ないと空気も一緒に飲み込みやすくなるため、腸内にガスが溜まってしまうのです。

同時に胃下垂は胃の位置が下がっていることで腸を圧迫し、腸の活動を低下させてしまいます。

結果、腸内環境が悪化して、ガスが溜まり、おならとして排出されるのです。

胃下垂と大食いの関係

胃下垂の方が大食いをすると、腸内環境の悪化が予想され、胃はもちろん、腸にも悪影響を及ぼしやすくなります。

通常の量を食べても何かしらの不具合を感じるのですから、大食いをするとさらに強く不具合を感じることは容易に考えられるでしょう。

胃下垂の方に痩せ型が多いのも、食べられない証明とも言えるのではないでしょうか。

【まとめ】胃下垂の症状チェックについて

胃下垂は胃の位置が通常よりも垂れ下がっているため、胃への負担から動きが悪くなる胃アトニーの併発につながることもめずらしくはありません。

胃に負担をかけない食生活と筋トレの継続、正しい姿勢を意識しながら、胃下垂によくあるポッコリお腹やもたれなどの不快感をひとつひとつ解決していきましょう。


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