もみかえしで激痛に!?好転反応との違いや対処法・治るまでの期間は?


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マッサージを受けた後に起こるもみかえし。

特にセルフでのマッサージは適度な力加減がわからないことも多いので、セルフマッサージのもみかえしで身体がだるく、張りを感じてしまったことはありませんか?

今回は、もみかえしはそもそもどんな原因で起こるのか、意外に知られていなかった好転反応との違いや対処法・治るまでの期間や予防ケアをわかりやすく解説していきます。

院長:伊藤良太
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もみかえしで激痛になる原因

もみかえしで激痛になる原因には、

  • 強すぎる圧による刺激による筋肉の損傷
  • 筋肉の損傷による炎症
  • 刺激により筋肉が異常にこわばり、硬くなってしまった

などが原因です。

マッサージは適度な目安の圧力が指標として提示されていることも多いですが、身体に触れる経験が少ないとその加減も難しいもの。

皮膚や筋肉に過剰な圧のかかるマッサージをしてしまうと、もみかえしの激痛が長期化したり、内出血などのトラブルを併発するリスクがあります。

初めのうちは物足りないくらいで行うのがベストでしょう。

もみかえしと好転反応の違い

もみかえしと好転反応は、似ているようで実はまったく違うものです。

みかえしとは、間違ったマッサージによって皮膚や筋肉に負担がかかり、筋が炎症を起こして身体のさまざまな部位に不調が生じることを言い、

マッサージ後の好転反応とは、施術後に血液やリンパ管のめぐりが活性化し、これまでに体内に滞っていた老廃物・毒素が排出に向けて体中をめぐり、一時的な不調として生じるもののことになります。

もみかえしはマッサージを受けた場所のみに起こるのですが、好転反応の場合は施術を受けていない箇所や身体全体にだるさ・重さが現れ、マッサージの効果が活出てきているサインとも言われています

もみかえしは何日くらいで治る?

もみかえしは何一くらいで治るのでしょうか。

マッサージ後の好転反応は、1日ゆっくりと安静に過ごしていると、翌日にはもとの状態に戻ると言われています。

もみかえしの場合は、筋肉の繊維が損傷し炎症が起きているため、2~3日程度痛みが続き、その理由にはダメージを受けた筋繊維の修復までに時間がかかるためなのです。

筋肉痛程度であれば1日、長くても2~3日で治りますが、刺激による筋肉のこわばりが続くようなら1週間ほどかかることも珍しくありません。

もみかえしで出る症状

もみかえしで出る症状をご紹介しますので、もし、もみ返しになったときには参考にしてみてください。

施術を受けた周辺の痛み

マッサージ後のもみかえしは、ハードな運動をした翌日~2日後くらいに起こる筋肉痛とよく似た症状で、皮膚と筋肉が引っ張られるような不快感を感じることがあります。

筋肉の炎症を鎮静化するために、

  • もみかえしが起きている部位に保冷剤や冷たいタオルを当てる
  • 10~15分程度冷やす

ことが効果的です。

患部を冷やすことを【アイシング】と言います。

アイシングについてはこちらをご覧ください。

アイシングを効果的にする方法、時間と回数、やりすぎない為の注意点

頭痛

もみかえしの頭痛は血管が異常に拡張し、神経が圧迫されることで起こると言われています。

もみかえし後の頭痛は、頭が脈を打つようにジンジン・ズキズキとした痛みが出てくる場合も。

対処法としては、頭を高くして氷まくらや冷たいタオルなどで頭を冷やし、その日は安静に過ごします。。

もし、翌日まで症状が続くようならお薬を使ったり、病院を受診したほうが良いでしょう。

吐き気

もみかえしの吐き気は、ちょっとの刺激のあるニオイ・香りを嗅ぐだけでも胃がモヤモヤ、腸がどんより重く感じることがあります。

吐き気を感じたら、横になって安静にしましょう。

腕の手のひら側、手首のシワの真ん中から上へ指3本分と部分に位置している内関(ないかん)というツボは、吐き気や嘔吐を鎮める特効的なツボと言われているため、親指でゆっくりと押してケアをしてみてください。

内関はこちら。

過緊張

もみかえしの過緊張とは、身体のあらゆる部位が異常に緊張し、いつものような動きがスムーズにならない状態のことを言います。

過緊張によって張り感やだるさが悪化してしまう心配もあるため、家でじっとしているよりも普段通りの動きを心がけましょう

リラックスする方法には、瞑想やヒーリングミュージックなどを聞くことも、過緊張からの心身をほぐす効果的な方法です。

もみかえしが出た時の対処法

もみ返しが出た時の対処法として4つご紹介します。

もみかえしの症状を早期に軽減・無くして、マッサージ本来の効果を実感できる体質・状態を早めに取り戻していきましょう。

安静

もみかえしはマッサージの強い圧力によって筋肉に負荷がかかっている状態。

筋肉を休めて痛みやだるさを緩和するためにも、無理な動きや筋肉痛になるような動きはせず、安静を優先で過ごすようにしましょう。

ロキソニン

もみかえしの頭痛ケアに効果的なロキソニンは、身近なドラッグストアやクリニックでも処方を受けることができる鎮痛剤のひとつです。

ロキソニンには、

  • 頭痛の痛みの原因となる物質の発生を抑える
  • 体内に吸収されると活性型に変化し、痛みを素早く抑える
  • 胃にやさしい処方

という特徴があるため、もしもみかえしで頭痛を感じた方は試してみてください

アイシング

患部を冷やすことで炎症を抑え、皮膚の余分な熱を逃がすことができるアイシング。

アイシングには

  • 炎症物質の分泌の抑制
  • 神経伝達を遅らせる

効果があるため、もみかえしに対してはとても効果的です。

刺激が入った後に何かしらの不具合を感じたら、早めにアイシングをして様子を観察見てください。

水分補給

血液中に流れている炎症物質を早く流すことや、回復を促す物質を早めに体内で循環させるためにも、もみかえしの際には水分の摂取が重要なポイントになります。

もみかえしで血液の循環が滞ってしまうと、もみかえしによる症状だけでなく、全身の健康状態にも良くない影響を与えるリスクもあるため、喉が渇いていなくても小まめに摂取するようにしましょう。

これからの暑い時期には尚更です。

【一度に摂るのではなく、小まめに取る】が大きなポイントです。

もみかえしでしびれが出た時は病院へ

もみかえしでしびれが出た場合は、できるだけ早めに病院へ行くことがお勧めします。

理由は、刺激を与えた部位に何かしらの良くないことが起こっている可能性もあるからです。

もみかえしのしびれで一日安静にし、翌日にスッキリしていれば問題はないと判断しても良いですが、時間の経過とともにしびれがひどくなっている場合は、迷わずに病院へ行きましょう。

もみかえしにならないために

心身のリラクゼーションや不調の改善が目的でせっかく受けたマッサージも、もみかえしになってしまってはもったいなく感じてしまいます

もみかえしにならず、マッサージ本来の効果を身体と心で実感することができるよう

  • 初めてセルフマッサージをするときには刺激を弱めにする
  • 施術を受けるところの情報や口コミを確認しておく
  • 不安や疑問点は遠慮せずに先生に聞き、伝える

という点に気を付けて、安心・満足のマッサージ時間を過ごしてきてくださいね。


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