O脚と身長の関係性とは?身体への影響と改善方法をご紹介!


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「O脚を改善すると身長が伸びる」と聞いたことがある方もいると思いますが、それが本当だとしたらすぐにでもO脚を改善したいですよね。

しかし、O脚の原因や改善方法など、O脚について詳しく知らない方もいるでしょう。

そこで今回は、O脚と身長の関係性やO脚の原因、改善方法について解説していきます。

院長:伊藤良太
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O脚と身長の関係性

O脚と身長の関係性はどのようなものがあるのでしょう。

O脚とは両足が外側に湾曲している状態で、かかとを揃えて立った時に膝がくっ付きません。

つまり、膝が曲がっているので実際よりも身長が低く見えてしまうのです。

たとえば、同じ長さの棒で真っ直ぐのものと曲がったものを比べると、曲がった棒の方が短く見えますよね。

また、O脚によって体がゆがんで身長が低く見えてしまうこともあります。

O脚を矯正すると身長は伸びるのか?

ではO脚を矯正すると身長は伸びるのでしょうか?

O脚は膝が外側に曲がっている状態なので、O脚を矯正すれば膝が真っ直ぐに伸びて必然的に身長が伸びます。

また、O脚になると体のバランスが崩れて、骨盤のゆがみや猫背などになりやすいです。

そのため、O脚に加えて体のゆがみを改善することで、体が真っ直ぐになって身長が伸びたように感じます。

ただ、どのくらい伸びるかは個人差があり、数cm伸びる人もいれば数mmしか伸びない人もいます。

O脚を矯正しても身長が伸びない理由

先ほどO脚を矯正すれば身長が伸びるとお伝えしましたが、全ての人に当てはまるわけではありません。

そもそもO脚は

・筋肉のアンバランスによるもの
・骨格の変形によるもの

の2つのタイプに分かれ、筋肉のアンバランスによるものが全体の9割を占めています。

このタイプは筋肉のバランスを整えて矯正すればO脚を改善することができ、身長が伸びるケースもあります。

しかし、骨格の変形が原因でO脚になっている場合は、O脚自体を改善することが難しいので身長は伸びにくいでしょう。

また、O脚を矯正して身長が伸びるというのは元の身長に戻るということであって、成長期を過ぎている方がそれ以上伸びることはありません。

O脚の原因

O脚の原因はさまざまですが、代表的なものは次の3つです。

筋力不足

O脚には、太ももの内側の筋肉(内転筋)が大きく関係しています。

内転筋は、太ももの外側の筋肉や骨盤を支える働きがありますが、他の筋肉と比べて使う頻度が少ないので筋力が低下しやすいと言われています。

そして、内転筋の筋力が低下すると、骨盤をはじめ体全体がゆがんでO脚を引き起こしてしまうのです。

姿勢不良

O脚は、歩き方や座り方などの癖、普段の姿勢が原因となることもあります。

たとえば普段ガニ股で歩いていると、膝が外に開きやすくなりO脚に繋がる可能性も。

また、座るときに足を組んだり猫背の姿勢が続くと、体がゆがんで筋肉を正しく使えなくなることでO脚になってしまいます。

先天性疾患

生まれつき股関節や膝が変形している場合や、生まれてすぐそういった病気になり、O脚を引き起こすことがあります。

これは骨格が変形しているので、矯正するのが難しいとされています。

O脚を改善するメリット

O脚を改善するメリットにはどのようなものがあるでしょう。

「O脚を改善するには時間がかかるから、わざわざ改善しなくてもいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。

しかし、O脚を改善することでさまざまなメリットがあります。

たとえば冒頭でもお伝えしたように、背筋が伸びることで身長が伸びるということ。

さらに、骨格のゆがみが元に戻るので、膝の痛みが軽減します。

また、体のバランスが整うことで血行が良くなるので、冷え性やむくみの改善に期待できます。

女性の場合にはスタイルがよくなる、というのが一番のメリットかもしれません。

O脚のデメリット

O脚のデメリットと言うと見た目の悪さが挙げられますが、それだけではありません。

O脚は体にさまざまな悪影響を及ぼしているのです。

・腰痛、膝痛
・下半身太り
・むくみ、冷え

このように、O脚は膝だけでなく全身に症状が現れるので、できるだけ早期に改善した方がいいでしょう。

O脚のチェック方法

自分がO脚かどうか気になる方は、次の方法でぜひチェックしてみてください。

裸足で鏡の前に立ち、両足のかかととつま先を揃えます。

このとき、太もも・膝・ふくらはぎ・内くるぶしがくっ付いていれば正常です。

膝の間に拳が入る場合はO脚の可能性が高いでしょう。

ただし、痩せ型の人は正常でも太ももの間に隙間ができることがありますし、よくよくチェックすると全ての部位でくっついている人は多くいません。

O脚を自分で治す方法

O脚を自分で治す方法をご紹介します。

軽度のO脚は、自分で改善することができルトされていますが、改善には時間がかかるので根気強く続けてみてくださいね。

歩き方

O脚の人はガニ股で歩きがちなので、つま先を正面に向けて歩くことを意識しましょう。

そして、重心が偏らないように足裏全体で着地し、膝を軽く曲げた状態をキープして膝への負担を軽減させることが大切になります。

また、歩く際は猫背にならないように背筋を伸ばして、目線を正面に保つのがポイントです。

筋トレ

O脚は内転筋の筋力低下が原因となることが多いので、O脚を改善するには内転筋を鍛えることが大切です。

【座ってできる内転筋トレーニング】

真っ直ぐ椅子に座り、ペットボトルや丸めたタオル、ボールなどを股の間に挟みます。

太ももの内側を使ってゆっくり挟むことを意識して、10~20回繰り返しましょう。

ストレッチ

O脚になると、骨盤周りの筋肉が正しく使えず筋肉の柔軟性が低下してしまいます。

そのため、O脚を改善するには骨盤周りのストレッチも重要です。

【あぐらストレッチ】

両足の裏をくっ付けて、あぐらをかくように座ります。

かかとをなるべく体に近づけ、そのままゆっくり体を前に倒します。

お尻の筋肉が伸びているのを感じたら、そのまま10秒間キープしてゆっくり元に戻りましょう。

ストレッチの方法はこちらをご覧ください。

間違ったストレッチをしないために、知っておくべきこととは?

インソール

O脚の人は重心が外側に偏りがちなので、インソールを用いて重心を改善させることができます。

私がオススメするのは《シダス社》のインソールです。

シダス社公式HP→https://sidas.co.jp/

種類も豊富で、場面によって使い分けが可能です。

最近ではO脚改善用のインソールがたくさんあり、インソールの内側を低くすることで重心が外側に偏らない仕組みになっています。

靴に入れるだけでO脚の改善に効果があるので、筋トレやストレッチが続かないという方でも気軽に実践できるでしょう。

O脚について詳しく知ろう

O脚でお悩みの方は多いと思いますが、普段の姿勢や歩き方で悪化させているかもしれません。

O脚の原因を知って、普段の生活から見直してみるとよいでしょう。

症状がひどく、何をやっても改善しない場合は、早めに先生に相談するのがおすすめです。


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