肉離れのお話。


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皆様こんにちは! 仙南 白石接骨院いとう、院長の伊藤良太です。

新学期となりいよいよ総体に向けて本番の季節となりました。

本日は肉離れについて書かせていただきます。

肉離れとは?

肉離れ(にくばなれ)とは、急激または反復的に筋肉骨格筋)が収縮した結果、筋膜や筋線維が損傷すること。
※ウィキペディアより

簡単に説明すると、「急激に感じる筋肉の痛み」と理解すると良いかもしれません。

ジャンプ着地や急停止動作などで起き易く、
サッカー、バスケ、バレー、野球、剣道など瞬発系の種目に頻発します。

肉離れの症状とは?

三段階に分けられていて、
Ⅰ度〔軽度〕:-筋や腱の組織が反復的・持続的な筋収縮により微小断裂を起こし、その不完全な修復によって引き起こされる機能障害〔筋肉痛もこの分類に含まれます〕

Ⅱ度〔中度〕筋膜・筋線維・腱の急性または反復性による不完全断裂〔広範囲な痛みがあることも〕

Ⅲ度〔重度〕: 筋膜・筋線維・腱の急性の完全断裂〔痛みのある部位は凹みがあり、時には手術が必要な場合も〕

痛み方が変わったり、移動したりする場合はⅠ度と考えら内出血がないことも多々あり、
Ⅱ度の場合は範囲が広い場合があるので素人判断はしないほうが早期の回復が望めます。

Ⅲ度の場合はその場から動けなくなるほどの痛みなので重症度は容易に判断できます。

例えば、
ふくらはぎや太ももにずっと痛みがあり、運動初期は痛いが、身体が温まってくると痛みが落ち着く場合はⅠ度と考えられ、
ある動作や、身体が温まっても痛みが変わらない場合はⅡ度の損傷と考えられます。

これからの時期にある程度の痛み、動ける痛みの場合は我慢して動いてしまう選手が増えてしまいますが
我慢しながらの運動はパフォーマンスを落としてしまいますし、余計な負担を身体の各所にかけてしまいます。

我慢せず数日休む勇気も必要で、指導者はその様なことがないように目を配るべきだと考えています。

地域レベルで考えた時は、
本番に照準を合わせるのは選手ではなく指導者の役割ですよネ!

肉離れを防ぐには!?

完全に防ぐことはとても難しいですが、セルフケアや生活改善、自分の身体の特徴を知ることで最小限に防ぐことは可能と考えています。

セルフケアの方法とは?

まずはセルフケアの方法です。

簡単に言うとストレッチです。

練習後のストレッチは、
「練習が終わり、もう激しい運動はしませんよ…」と、脳への合図となります。

交感神経と副交感神経の交代のタイミングとなります。

この大切なストレッチであるクールダウンを仙南地区の部活動はしていないところが多いです。

原因は、学校の部活動に対する状況と設備環境が関わっていると考えます。

総体前の何ヶ月間は練習時間が多く、クールダウンを設ける時間があるのですが
冬の期間は短い時は25分しか活動できない時期があります。

こうなるとアップもそこそこにパス回し、シュート練習や試合形式へと代わり、終了時間ぎりぎりまで試合形式の練習をした後はすぐにミーティングをして、片づけで解散。

練習終了から解散までわずか数分となることもあります。

なぜここまで急いで学校を出なければならないのかというと…

今は当たり前になっている防犯セキュリティ管理による環境です。

何かの拍子にセキュリティを作動させてしまうと警備員が来てしまい、学校としては大変なことになってしまうため、
そうならないように急いで生徒を下校させる必要があるのです。

こうなると練習後のクールダウンは省かれ、身体へのケアはなく疲労が蓄積し、ある時その疲労が爆発してしまい肉離れなどを起こしてしまいます。

なら「帰ってから家ですればいいんじゃない?」と思ったあなた!

それが出来れば苦労はありません。

高校生でさえもストレッチなどは「やればいい」程度で、意識を持ってストレッチを行っている選手はごくごく一部です

動作は同じでも、実際には筋肉には効いてない、なんてことがほとんどなので、
実際に指導者が見て、手取り足取り教えてあげるべきと考えます。

今となっては理想論となりそうです…

それだけ学校における部活動への認識が変わってきたと認識すべきなのでしょう。

うまく、強くなりたいならクラブチームへ!

時代の流れによる仕方のないことなのでしょう。

生活の改善とは?

現代っ子に言えることの一番は「スマホ依存症」による睡眠不足です。

食事よりもケアよりもこの睡眠不足は筋肉系に対して大きな影響を与える要因です。

睡眠不足は筋肉、内臓機能回復へ多大なる影響を与えます。

この他、栄養過多、たとえば野菜を食べない、お菓子ばかり食べる、炭酸水などのジュース系の大量摂取も筋肉系への回復の足かせとなる上に内臓への負担増となります。

きちんと3食食べて、間食するものもお菓子や菓子パンではなく身体の元となるものを選んで摂取すべきです。

せめてこれからの時期だけでも実践することをお勧めします。

総体で悔いのない結果を出すには日頃からの意識がとても大切ですよ☆

自分の身体の特徴とは?

人間は中身が同じでもそれぞれ強いところ弱いところがあります。

車で言うと、同じ製造工程なのに不具合の出てしまう車があるのと同じです。

全て同じではないということです。

人間ではこのことが顕著に現れます。

筋肉系、関節系、内臓系、神経系、血管系、心臓系や脳の疾患系など、人それぞれです。

競技を続けていると自分がいつも痛めるところは弱いところと言ってよいでしょう。

関節を痛める時はサポーターなどで捻らないようにし、負担の軽減を、
筋肉系の人は、人より入念にストレッチをしたり、筋肉トレーニングをしたり、
内臓系の人は、生活改善や食事の内容の見直し、睡眠の十分な確保など、

それぞれに実践することは違います。

自分の身体の状態は自分にしかわかりません。

ご自分がどのようなタイプなのか不明な時は当院にご相談下さい☆

当院での施術内容は…

当院では一切マッサージをせずに痛みを軽減・消失する施術をしておりますので、患部への負担もなく危険性も全くありません。

だって痛めてるところをマッサージしたらもっと悪くなりませんか?

マッサージは危険性も多分に含んでいるので注意ですよぉ~〔特につよ揉みの院は〕

遠絡療法妙見活法も、患部に触れることなく痛みや筋肉を柔らかくすることができますし
その場で効果を実感できますのでお勧めです〔手前味噌ですね笑〕

もし、病院で肉離れと診断され、安静〇週間と言われたら、ただその期間を過ごすこととなり、競技復帰は更に遅れることとなります。

病院は診断は出来ても手術以外の治療は出来ません。
固定や薬によって痛みが引くのを待つだけなのです。

そう、待つのです。

痛みが引くのを待つのか、施術の度に痛みが軽減・消失し、動ける感覚を体感するのではどちらを選択しますか?

選ぶのは患者さんです。

当院では競技復帰の為に全力で施術、サポートさせていただきます。

皆様のご来院お待ちしております!

肉離れを再発しないためには…はこちらをご覧ください☆


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