脊柱管狭窄症、腰椎ヘルニアの手術について考える。
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みなさまこんにちは! 仙南 白石接骨院いとう 院長の伊藤良太です。
本日はお医者さんが勧めない整形外科的症状について書かせていただきます。
リスク回避のためにも是非ご一読ください。
始めにそれぞれの病態をみておきましょう。
脊柱管狭窄症とは、
加齢、労働、あるいは背骨の病気による影響で変形した椎間板と、背骨や椎間関節から突出した骨などにより、神経が圧迫されます。
脊柱管は背骨、椎間板、関節、黄色靱帯などで囲まれた脊髄の神経が通るトンネルです。年をとると背骨が変形したり、椎間板が膨らんだり、黄色靱帯が厚くなって神経の通る脊柱管を狭くなって(狭窄)、それによって神経が圧迫を受け、神経の血流が低下して脊柱管狭窄症が発症します。
腰部椎間板ヘルニアとは、
椎間板は線維輪と髄核でできていて、背骨をつなぎ、クッションの役目をしています。その一部が出てきて神経を圧迫して症状が出ます。椎間板が加齢などにより変性し断裂して起こります。
悪い姿勢での動作や作業、喫煙などでヘルニアが起こりやすくなることが知られています。
では読み進めていきましょう。
Contents
なぜ医者なのに手術を勧めないのか?
脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアになっても「なぜ医者は手術を勧めないのか?」と患者さんにもよく聞かれます。
その理由を挙げてみると…
脊柱管狭窄症
・そもそも原因が狭窄ではない
・手術をしても症状がなくなるとは限らない
・手術箇所が以前より硬くなってしまい、悪化する可能性がある〔患者さんでいらっしゃいます〕
腰椎椎間板ヘルニア
・確実に治るわけではないから→痛み・痺れの原因はヘルニアでないということの証明ですよね!
・下肢の血流が悪くなって、血管内に血栓ができる「静脈血栓塞栓症」のリスクがある
とのことです。
手術の方法にもよるかと思いますが、上記のようなリスクがあるために積極的に勧めないようです。
当院が考える手術へのスタンス
脊柱管狭窄症・腰椎ヘルニアの場合
初検時に数歩、または数メートルしか歩けない場合でも1週間ほどは様子をみさせていただきます。
お仕事が休めるのであれば休んでいただくことで、症状は現状より軽減することでしょう。
ここで見極めなければならないのは、痛みの本当の原因です
①痛みの原因が本当に狭窄なのか?
②馬尾神経の張力が問題なのか?
③筋肉が原因なのか?
そもそもの痛みの原因がわからなければ、どの様にアプローチするべきなのかがわかりません。
丁寧にみていく必要があるでしょう。
①痛みの原因が本当に狭窄なのか?
①についてはMRIやCTなどで診断、特定は可能でしょう。
ですが症状は脊柱管狭窄症の症状があっても、実際には患部に原因がない、なんてこともよくあります。
お友達に言われたことを鵜呑みにせず、検査を受け適切な対処をすべきです。
当院の患者さんで「狭窄症で手術をして痛みが無くなった」なんて方もいらっしゃいますし、当院の施術によりなくなった方もいらっしゃいます。
適切な手術や施術を、適切な箇所に施せば痛みはなくなる、という証明だと考えます。
手術を全否定はしません。
最終的には必要なこともあるということです。
手術を受ける前には、リスクをしっかりと理解する必要があるでしょう。
②馬尾神経の張力が原因の場合
これはブロック注射で軽減・完治までできると言われています。
当院周辺では何度打っても変化のない方もいますし、1回の注射で症状がなくなった方がいるのも事実です。
治った方がいるのも事実ですが、注射の箇所を狙っているのか、はたまた打った場所は偶然なのか、という想像の域を出ません。
いつも同じところに打つ、とも聞きますし…
なんとも難しい話ですね。。。
当院では安静・自宅療養をお薦めします。
ですが、現実には仕事を休める方は少ないです。
痛み止めを服用しながら施術を続けることで日常生活は過ごせるようになります。
まずは「安静」です…
③筋肉が原因の場合
ドクターは筋肉を検査と対象としてみることはほとんどありません。
触診がないことも多々あります。
画像上でしか判断、診断しません。
なので筋肉系はとても盲点なのです。
- マッサージやストレッチをしたら楽になった、痛みがなくなった!
- 寝ていたら楽になった!
という場合には筋肉系が原因と考えてもいいと間違いではないと私は日々の現場で強く感じます。
当院では直接刺激を加えたり、マッサージは致しません。
妙見活法、遠楽療法にて施術することで、その場で身体の変化を体感することでしょう。
筋肉が硬いのに強い刺激を加えるとかえって筋肉が硬くなるので注意しましょう。
カイロプラクティックなどの急な刺激も同様です。
「カイロプラクティックを受けて酷くなった」といっていらっしゃる方は後を絶ちません。
その先生は患者さんが来なくなるので良くなったと勘違いしているのでしょう。
当院では患者さんに、その後どのような変化があったのかをきちんとお話を伺います。
お互いのためにもなりますよね!
手術と整・接骨院での施術はどちらがいいの?
話をまとめますと
- 手術を受ける場合はきちんと納得、リスクを理解したうえで受けること
- 病名に惑わされないこと
- 病名=症状ではないことを知ること
- 西洋医学、東洋医学の良いところを知ること
- 自分の身体の事は人任せにしないこと!
手術を受けて良かった!
受けないほうがよかった…
整・接骨院の施術を受けて良くなった!
悪くはなってないけどよくもなってない…
何事にも二面性があるということです。
【人間の身体に絶対ということはない】というのが私の持論です。
当院では患者さんにとって一番何が良いかを考えながら施術、対応させていただいております。
当院だけに縛り付けるなんてことはあり得ません。
自分の身体の状態ではどこ行けばいいかわからない…
いろいろと不安があって一歩が踏み出せない…
様々な悩み、不安がある方はご相談に乗らせていただきますのでお気軽にお電話、メール、ご来院下さい☆
親身になって対応させていただきます。
本日もお読みいただきましてありがとうございました☆
カテゴリ:お勉強シリーズ
タグ:リスク,整・接骨院,整形外科,筋肉,管狭窄症手術,腰椎ヘルニア