足首を捻っちゃった!
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足首を捻っちゃった!
皆様こんにちは!院長の伊藤です。
本日は捻挫をしてしまった男性のご紹介です。
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『足首捻っちゃった!!』
6月19日〔日曜〕にバレボールの試合があり、朝イチの試合開始3分で捻ってしまったそうです。
ヤル気満々なのに試合序盤に捻ってしまうのも残念ですよね…。
捻挫の代表的な関節は「足首」です。
バレーボール、バスケット、サッカーなどに多いケガです。
ところで捻挫とは何なのでしょうか?
「関節を包む関節包や骨と骨を繋ぐ靭帯及び軟部組織(内臓・骨以外の総称)を損傷した状態を指す。」
そして「関節に、生理的可動許容範囲を超えた動きが強要される為、関節周囲の組織の損傷は大なり小なり必ず起こる。」との事です。
簡単にいうと、
・関節を捻った事で、骨を繋いでいる組織や周辺の組織が壊れ、普通の動きの範囲より動いてしまう為、少なからず組織を痛めてしまう」という事です。
捻挫をするとどうなるの?
組織が壊れてしまうので、症状は
・腫れ
・内出血
・熱感
・足首を動かすと痛み(激痛)がある
・症状が強いと体重をかけられない
もちろん程度の差はありますが、ひどい時には松葉杖で歩行することになります。
捻挫をしたら何をすればいいの?
では捻挫をした時の対処法です。
みなさん「RICE(ライス)処置」という言葉はご存知でしょうか?ご飯ではないですよぉ☆
R:安静(動かない!)
I:冷却(冷やす!)←アイシングといいます。
C:圧迫(固定!)
E:挙上(心臓より高く上げる!)
これがRICE処置です。
RICE処置にもポイントあり!
ではそれぞれ当院独自のポイントをお伝えしましょう!
まずは冷やすポイントです。
みなさんはどうやって冷やしているでしょうか?
アイスノン?それともアイスパック?
当院で推奨のアイシング方法は…
①ビニール袋を2枚重ねる②氷を入れる③ほんの少しだけ水を入れる
③のポイントです。
氷の表面の温度は0°以下です。
それを皮膚に当てたら凍傷になってしまいます。
そして、氷が熱を奪う瞬間というのは「溶ける時」なのです。
氷が溶けるのを待つのではなく、
早く熱を奪うために最初からほんの少しだけ水を入れるのです。
すると早く熱を奪うことができる上に
皮膚の凍傷を防ぐことができます。
凍傷をより防ぐために①のビニール袋を二枚に重ねます。
何度もアイシング経験ある方はビニール袋一枚で行なっている方もいます。
後々の腫れや内出血を最小限に抑える為には湿布では無意味ですよ!
アイシングに勝る冷却方法はありません!
アイシングの時間は寝るまで行えれば理想的です。
よくいう「20分冷やしたら5分休憩」を寝るまで続けます。
※あくまでも目安です。
寝ながらアイシングは出来ないので
就寝時は仕方ないので湿布で代用しましょう。
アイシングが出来たなら次は「圧迫」と「挙上」です。
これはアイシングと同時に行うと良いでしょう。
毎回包帯などの固定用具を外す必要はありますが効果は絶大です。
こまめに行うことをお勧めします。
寝るまでアイシングと圧迫(固定)、挙上が続けられれば
翌日の症状は何もしないよりは確実に良いものとなるでしょう。
捻挫を防ぐには!?
そもそも捻挫なんてしなければいいじゃん。
と思うあなた!それが防げれば苦労はないのですが…。
足首に関しては、当院ではサポーターやご自身で包帯を巻くことを進めています。
一度捻挫をしてしまうと骨と骨を繋ぐ靭帯が切れていますので、関節の固定力がどうしても落ちてしまいます。
骨同士の連結が弱いということは、
関節が緩い=捻りやすい状態にある
という事です。
周りに何度も捻挫をする方はいませんか?
捻挫がクセになっている、という人はいませんか?
捻挫をしてしまうと、床につく足の形が捻挫をし易い着き方なので捻挫を再発してしまうのです。
サポーターを装着して出来る競技であれば迷わずサポーターを推奨します。
サッカーなどの様に足首の可動域を確保しつつも
ある程度動かなければならない場合は包帯や薄い伸縮性の固定具をお勧めしています。
ご自身で固定の程度を調節できたら理想ですネ!
白石接骨院いとうでの施術内容は?
では当院での施術方法をご紹介します。
まず状態の検査です。
・どのくらい左右差があるのか?
・痛みや熱感の範囲は?
・腫れの程度は?
・どのくらいアイシングしたのか?
など痛めた後に何をどのくらいしたかを問診した上で検査と照らし合わせ骨折と捻挫を判断します。
捻挫であれば、
①遠絡療法にて熱感をなくし、歩行を可能、より楽にします。
②足を捻ると筋肉の防御反応が出るので、ふくらはぎ周辺の筋肉を妙見活法にて緩めます。
③痛めた程度によりますが、スパイラルテーピングを貼ります。
④当院独自の包帯の巻き方で包帯を施します。
するとビッコを引いていた方もそれなりに歩けるようになります。
皆さんよく言うのが「痛くないけど怖くてあるけない」です。
身体のどこかを痛めてしまうと、脳が防御反応をしてしまいますのでどうしても普通には動きづらくなります。
当院では捻挫であらば、出来るだけ歩いていただきます。
なぜか?
それは脳が歩き方を忘れてしまうからです。
歩き方を忘れてしまうと通常の動きに戻るのが遅くなってしまい、完全回復が遅くなってしまいます。
スポーツ選手はもちろん、社会人も復帰が遅くなります。
今回捻ってしまった方の現在は…
アイシングを一日していたおかげで熱感も強くなく、来院時も歩行は出来ていました。
熱感は翌日には無くなり〔この日にはすでに暖める施術も開始です〕、
歩行も普通になり施術2回目終了後にはジャンプ着地も痛み無く出来るようになりました!
でも患部を経過を知らない人が見るときっと「まだ歩いちゃだめだよ!」ということでしょう。
病院でもおそらく「シップをまだ貼っててください」と言われるでしょう。
病院のように治るのを待つのか、治る為に何か行動を起こすのか、
選択肢は患者さんである皆さんにあります。
当院はその場で痛みを取り、日常生活・競技復帰までの後押しをしています。
捻挫をしたら白石接骨院いとうへどうぞ!
本日もお読みいただきましてありがとうございます!
足首を捻ったらすぐに当院に来た方がいい理由(わけ)はこちらをご覧ください☆
カテゴリ:ねんざの痛み
タグ:RICE処置,アイシング,スパイラルテーピング,捻挫,熱感,病院,痛み,白石接骨院いとう,腫れ,遠絡療法