反り腰の座り方はアイテムで腰の負担軽減!腰と座り方の関係とは?


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姿勢を正そうと意識が強くなると、ついつい反り腰になって腰に痛みを感じたことはありませんか?

また反り腰になっていると気付かずに、自分では正しく座っているつもりでいるため、心身の不調の原因がわからないと悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか

今回は反り腰を正しい姿勢に変えつつも正しい座り方を理解して、腰痛を改善・予防するポイントと腰と座り方の関係を詳しくを解説していきます。

院長:伊藤良太
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反り腰に良い座り方

反り腰に良い座り方は実際どのような姿勢なのでしょう。

本来は閉じていることが正しい状態となる骨盤が開き、内臓が本来の位置に収まっていないことを言う反り腰。

ぽっこりお腹や不自然な姿勢の状態、むくみなどにもつながりやすい反り腰の正しい座り方を理解して、今日からさっそく実践してみてください。

  1. 椅子やソファの背もたれに身体を預けすぎないよう、やや浅め・座面の中央に腰かける
  2. 膝と股関節を90度の角度に整える
  3. 骨盤を立てるイメージを持ちながら、坐骨を座面に当てる
  4. 頭の上から一本のヒモで引っ張られているように意識し、背筋をまっすぐに伸ばす
  5. 肩のチカラを抜いて、アゴを自然に引く

実際にできましたでしょうか?

普段使わない筋肉があるため、姿勢維持をするのはかなり大変かと思います。

あくまでも理想の姿勢ですが、毎日少ない時間でも上記の姿勢になる時間を確保すると自然と長くできるようになるでしょう。

反り腰になる座り方の改善アイテム【3選】

反り腰になる座り方の改善アイテムがあるのをご存知でしょうか?

自分の意識だけでは姿勢を正そうとしても、ついクセになってしまうことが多い反り腰の座り方です。

反り腰の良くない影響をなくすため、ここでは反り腰の座り方改善に役立つ3つの改善アイテムをご紹介します。

店舗やインターネットの通販でも手軽に購入できる、反り腰の座り方改善・予防になる3つのアイテムの特徴・メリットを把握してください

クッション

反り腰の座り方改善・予防に役立つクッションは、

  • 一般的なクッションよりもやや硬めの素材
  • 腰椎をサポートして反り腰の不自然な体勢を補正する
  • コンパクトなサイズで置き場所に困らない
  • 通気性、速乾性に優れ、暑い季節の活用も快適

という反り腰のケアに役立つ特徴がいくつも備わっています。

また反り腰ケアの専用クッションは、腰の不自然なカーブによって感じやすい、上半身の痛みの緩和・予防にも役立つのです。

当院オススメのクッションはアルファックス 仙骨クッションです。


反り腰の方は腰にある低い背もたれに腰を当てる意識を持って座るとちょうど良いでしょう。

タオル

反り腰による腰痛はもちろん、肩こりや上半身の鈍い痛みのケアにも役立つタオル。

反り腰の座り方の予防や改善に役立つタオルを活用したケアは、腰まくらとも呼ばれ、誰でも手軽に実践することができますよ。

  1. バスタオルを2枚用意し、半分に折る
  2. 半分に折った2枚のバスタオルを重ねて丸める
  3. 丸めたバスタオル2枚を縦にして床に置き、臀部や背中の下に当てて座る

家でも手軽で簡単に、しかも効果的に行える良い方法です。

すぐに試してみてくださいね。

イス

仕事中に座り方へ意識を向けるのはとても難しいでしょう。

仕事中の反り腰の座り方を改善するには改善するにはアーユル・チェアーがオススメです。

アーユルチェアー公式サイト

私も実際に使っていますが、自然と姿勢が整い、パソコンのタイプミスも減りました。

座っていてもお尻と腰にちょうど良いホールド感もあり、初めて自分に合う椅子に出会えました。

反り腰と骨盤を立てる、の違い

反り腰と骨盤を立てることには明確な違いがあります。

ここでは、反り腰の状態と、骨盤を立てた正しい座り方の違いを参考にしてみてください。

反り腰とは?

反り腰は、背骨に24個あるS字のカーブのうち、腰椎の前傾が過剰に沿っている状態のことを言います。

下記の写真は反り腰からくる反張膝の立ち方になります。

骨盤や下肢などの影響を受けた結果、反り腰になることも多く、仰向けで寝た際、ベッドと腰の間に、手のひら2枚分が簡単に入ってしまう方もいらっしゃいます。

反り腰や反張膝についてはこちらをご覧ください。

反り腰の原因や改善する方法とは?ストレッチや運動を徹底解説!

反り腰チェックでひどい腰痛の原因を知ろう!答えはインナーマッスル⁉︎

反張膝チェック!改善トレ&ストレッチで脚が太い原因へアプローチ!

骨盤を立てるとは?

骨盤を立てるとは、その座り方を正面から見て腰に両手を当てた際、左右の高さが水平である状態のことを言います。

また、座っている姿勢を横から見た際に、カラダの前後の傾きが不自然ではなく適切で、やや前傾したポジションがニュートラルだと考えられています。

ですが、この姿勢のままで仕事や書き物などを行うのはかなり困難です。

《できるだけ正しい姿勢で座る》くらいの認識で座るようにしましょう。

反り腰の座り方ではなくても腰が痛くなる理由

反り腰の座り方でなくても腰が痛くなる理由はご存知でしょうか?

骨盤を立てた座り方をしているのに、しかも反り腰ではない状態でも、腰の痛みや肩こりを感じることがあるかと思います。

反り腰の座り方ではなくても腰が痛くなってしまう理由には、

  • 人間のカラダの構造上、長時間同じ姿勢でいるだけで負荷がかかる
  • 長時間同じ座り方をしていると、筋肉がこわばりコリや腰痛につながる

などの原因と考えられています。

「寝ている」という最も楽な姿勢でいるにも関わらず、寝返りをするのはそのためです。

寝ていても同じ姿勢でいられないのですから、座っていると尚更負担がかかるののは容易に想像がつくでしょう。

ここからは、反り腰の座り方でも腰が痛くなる原因について、イスや床などの状況別の理由を見ていきます。

イス

イスに反り腰でない座り方をしていても、骨盤を立てる座り方は意外に神経を使い、緊張した状態になります。

イスに座って骨盤を立てた正しい座り方でも、メンタル面にかかる緊張は、そのままダイレクトに筋肉のこわばり・ストレスにつながることもあるため、腰に痛みを感じやすくなるのです。

そして、仕事やパソコンに夢中になると時間を忘れて2,30分はあっという間に過ぎてしまうのも腰痛を引き起こす大きな要因でしょう。

床に反り腰ではない座り方をしていても腰痛になってしまうのは、床特有の座面の硬さに対する姿勢が原因です。

床に座る際は、お尻の部分で全身を支えなければならない状態になるのですが、もし骨盤を立てて座るとお尻の骨が床に当たってしまいます。

そのため少しでも骨に当たらないようにと骨盤を後傾して座ろうとするのです。

骨盤が後継すると腰の筋肉への負担はかなりのものになります。

床が硬い→お尻の骨が当たらないようにする→骨盤が後傾する→腰の筋肉の緊張状態が起きる→腰痛を感じる、という流れになります。

ソファ

反り腰に座っていなくてもソファに座っていると腰痛になってしまうのは、座面がやわらかすぎて骨盤がしっかりと支えられていないためです

ソファの座面に適度な硬さや反発力がないと、骨盤全体がソファに沈み込むような状態になり、先ほどご説明した《骨盤の後傾》が起こります。

すると腰回りの筋肉が緊張状態となり、腰の疲れや違和感はもちろん、腰痛につながるのです。

運転中

運転中は何かと神経を使い、緊張する場面も多いでしょう。

メンタルの緊張状態はそのまま筋肉の緊張へと作用し、余計な力が加わるものです。

不自然な姿勢で固まったままだったり、身体に合わないシートとの関係も重なり、腰に良い座りをキープするのが難しい場合が多々あります。

車は止まる時に慣性の法則が起きるため、シートのお尻の部分は少し低くなり、身体が前にいかない設計になっています。

その形状がソファに座っている状態と同じになるため腰痛になりやすいのです。

腰痛持ちさんはお尻の高さを少し高めにすると良いでしょう。

ですがブレーキをかけた時に身体が前に行きやすいので、スピードの出し過ぎには注意です。

脚を組む

反り腰になっていない座り方でも、脚を組んで座ると、身体の右または、左半分だけに重さがかかり、骨盤が横向きになることで腰痛や肩こり、むくみなどが起きやすくなります。

また脚を組む座り方は、股関節の動きが鈍くなり、腰やヒザを傷めて不調が長期にわたるリスクもあるのです。

長年の足を組むクセのある方はなかなか改善するのは難しいと思いますので、足を組むのでしたら片方だけでなく、両脚を交互に組んでみてください。

組みやすい方がありますが、それだけ骨盤や上半身の偏った状態が楽になっている証拠です。

交互に脚は組んで、少しでもアンバランスな状態になりにくいようにしましょう。

反り腰の座り方が良くない理由

反り腰の座り方が良くない理由には、

  • 反った体勢は腰にかかる負担が強く、慢性的な腰痛につながりやすい
  • 体重は変化しなくても、ぽっこりお腹になりやすくなる
  • 椎間板ヘルニアのリスクが高まる
  • 筋力のバランスが崩れる

などがあります。

また女性の反り腰は、ヒールのある靴を長時間履く・運動不足による筋力の衰えが原因となることもあるため、適度に運動を習慣付け、規則正しい生活スタイルを早めに取り戻すことが大切です。

【まとめ】反り腰の座り方でなくても動いて腰痛予防!

反り腰にならないように気を付け、正しい姿勢で健康的な体質を維持するためには、腰回りの筋肉を鍛えるトレーニングや、身体全体の柔軟性を高めるストレッチや有酸素運動がオススメです。

反り腰の良くない影響を理解しながら、適度な運動習慣を早めに身につけてくださいね。


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