吸い玉の効果の有無の違いとは?受ける前に知っておきべきこと


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吸い玉(カッピング)は、吸盤がついた専用のガラスまたはプラスチック器具を身体全身の皮膚に付着させ、ダルさや腰痛、肩こりの緩和や予防のケアに役立つと言われているものです。

今回は、吸い玉(カッピング)のケアでどんな効果を実感することができるのか、話題の美容健康施術法の効果・エビデンス・知っておくべきことをご紹介していきます

院長:伊藤良太
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吸い玉(カッピング)の主な効果【4選まとめ】

吸い玉(カッピング)の主な効果はご存知でしょうか?

吸い玉(カッピング)は全身の気になる不調ばかりではなく、メンタル面の健康にアプローチする効果も期待することができます。

ここからはさっそく、吸い玉(カッピング)の主な効果4選をまとめてみましたので、施術を受けたいと考えている人はぜひ参考にしてくださいね。

肩こりや首コリの緩和・予防

在宅勤務やテレワークが一般的な働き方になっている今、肩こりや首こりは現代人にとっても深刻な悩みです。

吸い玉(カッピング)を肩や首のコリが気になる部分に置いて皮膚を吸引させると、吸い玉(カッピング)のカップの内部が一時的に真空の状態になります。

すると、不安定な流れになっていた血液が活性化し、肩と首の疲労物質が体外へ流れてコリの緩和・予防につながるのです。

代謝の促進

年齢を重ねると身体の機能が低下し、同時に代謝の低下を感じることが多くなっていくでしょう。

吸い玉(カッピング)は、カラダの奥深くにまでマッサージ作用が伝わると考えられているため、皮膚を吸引するとすぐに、じんわりポカポカとした温かみを感じるようになります。

吸い玉(カッピング)によって血液循環が活性化し、温かい状態が続くと、自然に代謝が上がり、消費できるエネルギーやカロリー量も増えることで、太りにくい体質に変わっていけるでしょう。

睡眠の質の向上

ジメジメ・ムシムシとした季節の今、寝苦しさや寝つきの悪さなどに悩んではいませんか?

リラクゼーション作用も期待できる吸い玉(カッピング)は、睡眠の質向上に深いかかわりのある神経伝達物質のひとつ、エンドルフィンの分泌を促すと考えられています。

そのため吸い玉(カッピング)の施術を受けると、身体と精神面の不調を改善されやすくなり、ぐっすり眠れて翌朝はすっきりと目覚められる効果が期待できます。

気持ちよくて、吸い玉(カッピング)を受けているうちに眠ってしまう方がほとんどです。

自律神経の安定

毎日を活動的に送るための交感神経と、リラックスと内臓機能の役割を担う副交感神経で自律神経はバランスを保っています。

ストレスや生活習慣の乱れなど、ちょっとしたきっかけでもバランスが崩れやすくなる自律神経は、吸い玉(カッピング)のケアによって適度な刺激を与え、自律神経の安定性を維持できるようになります。

吸い玉(カッピング)の神経系への刺激で自律神経のバランスが整うと、内臓にも良い影響があり、身体の内側からの健康に役立つでしょう。

吸い玉(カッピング)の効果がないのはなぜ?

吸い玉の施術を受けても効果がないと感じてしまうのは、

  • 吸い玉の継続的な施術を受けていないため
  • 吸い玉では対応が難しい異常が起こっている可能性があるため
  • 心身ともに健康で、目立った不調が見られないため

などの原因が考えられるかもしれません。

吸い玉(カッピング)はある程度頻繁に、長期的に施術を受けることが推奨されているため、1回だけの施術では不調の改善・予防が難しい場合もあります。

吸い玉(カッピング)とは?

そもそも吸い玉(カッピング)とはどの様なものなのでしょうか?

吸い玉は美容・健康大国として知られている中国の、伝統的な民間療法のひとつとして日本でも注目されています。

吸い玉を肩や首、背中や腰などの全身の皮膚に吸着させると、

  • 毛細血管に溜め込まれたままのドロドロした血を吸い上げて排出する
  • 血液やリンパ管のめぐりを良くする
  • コリの他にも、冷えやむくみなどの緩和、予防に効果的

と考えられています。

吸い玉によるマッサージ・リラクゼーション作用は、一般的なマッサージよりの身体の深部にまで刺激が伝わりやすく、痛みのない心地よい施術方法として人気が人気を集めてるのでしょう。

吸い玉(カッピング)で知っておくべきこと

吸い玉(カッピング)で知っておきべきこともあります。

吸い玉は身近な店舗やインターネットの通販サイトでも手軽に購入することができるため、セルフでの利用をする人も増えているのです。

ここでは、自身で吸い玉を全身のケアに利用する際の注意点、知っておいてほしいポイントをまとめてみました。

吸い玉を正しく安心・安全に使うためのポイントを参考にしてください。

やりすぎないこと

吸い玉(カッピング)は継続的な施術を受けることがおすすめだとお伝えしましたが、目安は2~3週間に1回程度がベストだと言われています。

吸い玉(カッピング)の施術を受けると皮膚に跡が残るため、この跡が薄く目立たなくなったタイミングで再度吸い玉の施術を受けるをすることがおすすめです。

吸い玉では皮膚に赤い丸型の跡が残る

吸い玉(カッピング)は真空状態になったカップを皮膚に吸着させて、於血という滞っていた血を皮膚の表面に吸い上げ流す働きがあります。

そのため皮膚には丸く赤い跡が残り、個人差がありますが、完全に消えるまでの数日から2、3週間程度かかる場合もありますので、受けた後は服装などにも注意しましょう。

吸い玉(カッピング)による副作用は?

吸い玉(カッピング)に深刻な副作用の心配はありませんが、皮膚がデリケートな人の場合は、吸い玉による吸引でかゆみを感じることがあります。

また、吸い玉では一度に多くの老廃物を体外へ排出することができるため、一時的にだるさを感じることもあるでしょう。

吸い玉(カッピング)の好転反応とは?

吸い玉(カッピング)の好転反応とは、滞っている古い血を吸い上げ流すことで一時的な身体のダルさ、疲れを感じる状態のことを言います。

吸い玉(カッピング)の好転反応は一時的なもので、無理せず休息の時間を多めに取ると早めに解消でき、吸い玉(カッピング)の効果が活きている身体と心のサインだと言えるでしょう。

吸い玉(カッピング)にエビデンスはあるのか?

吸い玉(カッピング)の施術で心身の気になる不調が改善・予防できたという評価・体験談はたくさんの報告があるのですが、その根拠としての確実な効果は報告されていないことが現状となっているようです。

ただ、吸い玉(カッピング)の施術を定期的に受けているアスリートの中には、リラクゼーション効果ばかりではなく、関節の可動域を広げるメリットがあるとの報告も多数となっています。

【まとめ】吸い玉(カッピング)を上手に使おう

身体の内部に溜め込まれたままの老廃物・ドロドロとした古い血を流してくれる吸い玉(カッピング)は、一般的なマッサージとは違った新鮮さ、痛みのない快適さが大きな特徴となっています。

今は何かと制限・我慢が続く毎日を過ごす必要があるので、心身のリフレッシュや健康管理に吸い玉を活用してみてはいかがでしょうか?


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