肩もみのやり方と注意点、肩もみ上手になるポイントをご紹介!


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友人や家族の肩こりを何とかラクにしてあげようと頑張って肩もみをしたものの、痛がられたり相手が心地よく感じる部位がわからないと悩んだ経験はありませんか?

幅広い年代の男女の深刻な悩みのひとつでもある肩こりのための肩もみは、意外に知られていなかったやり方・注意点がいくつもあるのです。

今回は、肩もみのやり方と知っておきたい注意点など、知って得する肩こり対策をわかりやすく解説していきます。

院長:伊藤良太
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肩もみのやり方で注意すべきこと

肩もみのやり方で注意すべき点はご存知でしょうか?

肩もみがつらそうな友人や家族に肩もみをしてあげる際には、まずは注意点を知ってから行いましょう。

決して揉まない

肩もみをする際に、肩の皮膚と筋肉を掴んでギューッと揉みこむようなやり方をしてしまった経験はありませんか?

肩もみの方法は決して揉まず、

  • 軽く押す
  • さする

というソフトなタッチをすると、もみ返しなどの症状を防ぐことができます。

肩もみに皮膚と筋肉を挟みこんで揉んでしまうと、揉み返しによる不快感・痛みが長引くリスクもあるので要注意です。

勢いよく刺激を与えない

肩もみの際に力を入れて叩いたり、皮膚や筋肉に刺激を与えるような強い揉み方をしてしまうと、皮膚の内部に存在している筋繊維が壊れて、赤みの発症や炎症、お肌トラブルを併発してしまうリスクがあります。

肩もみのやり方は、物足りないと感じる程度の強さがちょうど良いというのが現場での経験です。

刺激を与えずに、肩のコリをやさしくほぐしてあげるような力加減を意識するようにしましょう。

回数や時間は決めること

肩もみは回数が頻繁で、長時間した方がコリが良くなる、というイメージを持っている人は意外に多いようです。

実は肩もみは、回数が多ければ効果的というわけではなく、

  • 1回当たり15分程度
  • 肩を押す、さする長さは15秒程度

が負担を与えない方法としてお勧めします。

そのため、今まで長く頻繁に肩もみをしていた人は回数・時間の見直しをして、15分・15秒のやり方に調整してみるようにしましょう。

肩こりのマッサージのパートナーの見つけ方

肩こりのマッサージのパートナーの見つけ方を知りたいと思う方もいらっしゃるでしょう。

日常的に肩こりを感じている方は尚更かと思います。

そんな肩こりは、自分自身では上手にマッサージできないこともあるため、肩もみが上手なパートナーを早めに見つけておきたいですよね。

肩こりのマッサージのパートナーを上手な見つけ方には、同じように肩こりに悩む人を選ぶことが大きなポイントとなります

この理由は、肩こりがない人よりも、肩こりに悩んでいる人の方が、お互いに悩みを共有し合い、経験で肩もみの上手なやり方を知っているからです。

肩こりに実際に悩んでいる人をパートナーに選ぶことは、自分自身の経験から心地よく感じる部位を把握してくれるのは大きなメリットでしょう。

肩もみの上手い人

肩もみの上手い人は、下手な人と何が違うのでしょうか?

肩もみのマッサージのパートナー選びのコツを押さえた次は、肩もみが上手な人にはどんな特徴があるのか、気になる詳細を参考にしてみましょう。

痛気持ちいい刺激

肩もみの上手い人は、「痛気持ちいい」と相手に感じさせることのできる人です。

痛みよりも気持ちよさが上回る刺激を与えてくれる人は、さらに肩もみが上手な人の特徴になります。

肩もみをして痛気持ちいいと感じると、いつまでもマッサージを受けていたい、心地よい気分にひたれるもの。

そんな気分にさせてくれる人は、肩もみのベストなパートナーと言えるでしょう。

ですが決して長時間の肩もみは避けてくださいね。

強く揉まない・押さない

肩もみの上手なやり方は、「強く揉まない、強く押さない」が重要なポイントになります。

肩もみが上手な人は、肩こりの緩和・予防に強さがポイントになることを理解しているため、揉み方・押し方もソフトなタッチだと感じられるでしょう。

触れ方が優しい

肩こりのつらさを癒し、いたわるような優しい触れ方をしてくれる人も、肩もみが上手な人の条件です。

肩に触れる際、温かみと優しさ、癒しのすべてを感じさせてくれるような人は、肩こりの痛みや不快感はもちろん、気持ちのストレスもラクにしてくれる不思議なパワーを持っています。

下手な人は刺激を与えようと突然肌に触れるため、一瞬緊張してしまい、肩こりが強くなった状態で押してしまいます。

すると硬いものをさらに柔らかくしようと刺激も強くなりがちに。

最初の触れを優しくするだけで肩こりの緩みも変化しやすいので、是非ともお試しください。

自分の体重を使う

肩もみをする際、自分自身の体重をかけて刺激を与えてくれる人も、肩もみが上手な人の特徴です。

自分の体重を使うと、痛みが気になる部分にダイレクトに伝わり、手で強く押す刺激を緩和できるメリットもあります。

身体に対して直角に刺激を与えると力を使わず、疲労感も少なくすみます。

肩こりに効果的なツボ5選

肩こりに効果的なつぼがありますので、ここからは自分自身で肩こりのケアをする際にも役立つ、肩こりの緩和・予防に効果的なツボ5選をご紹介いたします。

ツボ5選の場所と、肩こりの緩和に役立つ理由をひとつひとつ参考にしながら、軽やかな体質を取り戻していきましょう。

つぼを的確に抑えるのは難しいので、丸で示したあたりを押してみてください。

天柱(てんちゅう)

肩こりの緩和に効果的なツボ、「天注(てんちゅう)」は、後頭部や髪の生え際の真ん中のくぼみから左右にある、太めの筋肉の外側にあります。

このツボは、血流を促す作用があり、肩こりによる頭の重さや自律神経の乱れのケアにも役立つと考えられています。

風池(ふうち)

前項にてご紹介した天注よりも、1㎝ほど外側にある「風池(ふうち)」は、肩こりや頭痛、首コリにも効果的なツボと言われています。

風池は、頭部を後屈させてツボを押すようにすると、圧が入りやすくなり肩こりの緩和に効果的です。

天柱と風池は青丸の範囲になります。

肩外兪(けんがいゆ)

「肩外兪(けんがいゆ)」は、肩甲骨の内上角に位置するツボで、肩こりによる腕の動きが鈍い際のケアにも役立つと言われています

手が届きにくい部位のため、孫の手などの専用アイテムを使うと手軽にツボ押しができ、肩こりの原因となる姿勢の乱れを補正する効果も期待できますよ。

中府(ちゅうふ)

「中府(ちゅうふ)」は、鎖骨の端から指一本分下にあるツボで、嘔吐を伴う肩こりや、デスクワークによる肩回りの筋肉のこわばりを改善する効果が期待できます。

このツボは、胸を張りながら強弱をつけて押すことが肩こり緩和のコツになりますよ。

手三里(てさんり)

「手三里(てさんり)」は、ヒジを曲げてできたシワの外側から、手のひらに向かって指3本分の部分に位置するツボです。

肩から腕にだるさを感じたり、痛みが気になる際に、ツボを押しながら前腕を回すようにすると、適度な刺激によって肩から腕の動きがスムーズになると言われています。

肩こり解消ポイントを押す際の注意事項

肩こり解消ポイントを押す際の注意事項は、

  • 心地よいと感じる適度な力で押す
  • 強弱をつけながら押す
  • ツボの1ヶ所あたり10秒程度を目安に押す

というポイントを心がけておきましょう。

また肩こりに効果的なツボ押しは、内臓にまで圧が伝わると言われているため、空腹時や食後すぐ、飲酒後の実践は避けることがおすすめです。

まとめ:間違った肩もみのやり方にならないために

正しいと思ってしていた肩もみでも、意外に気付けなかった注意点がたくさんあったのではないでしょうか?

大切な家族や友達の肩こりを、少しでもラクにしようと思いやりを持つあなたが、早めに正しい肩もみのやり方を身に付け、まわりの人を喜ばせてあげてくださいね。


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