腰を曲げると痛い原因とは?ストレッチと痛みを和らげる方法をご紹介!


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腰痛は日本人の80パーセントは人生で一度は経験すると言われ、その中でも「腰を前に曲げると痛い」では約40%と高い割合となっています。

腰を曲げると痛い方は「腰を曲げると痛い原因とは?ストレッチ、痛みを和らげる方法をご紹介!」を読んで対処していただければご自分で腰痛を楽になりますので、是非ともご一読ください。

院長:伊藤良太
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腰を前に曲げると痛いのはなぜ?腰痛の原因をチェック

腰を前に曲げると痛い時にはどのような原因があるのでしょうか。

腰の痛みの原因には、

  1. 筋肉の問題
  2. 椎間板の問題
  3. 組織(骨や靭帯)の変性
  4. 病的要因
  5. 姿勢による骨盤の偏り

などが挙げられます。

腰痛の85%は画像で検査をしても異状がありません。

レントゲンでもMRIでも何も異状は見つからないので治療のしようもありません。

そう考えると2〜4が原因となる腰の痛みは15%程しか当てはまらないのです。

マッサージや筋トレなどの運動、そして温めたりお風呂に入ると腰痛が楽になった経験はありませんか?

もし、椎間板や組織の変性、病的なものが原因であればマッサージをしても、運動をしても温めても楽になりません。

となると筋肉が原因と考えても間違いではないと思いませんか?

そうなのです、病院で原因不明と言われる腰痛の原因は筋肉なのです。

実際、画像検査では筋肉の硬さは写りません。

そして、触診もしないので実際の腰の状態に触れずに、画像だけで判断するために【原因不明】という診断となります

原因不明と言われている腰痛は筋肉へアプローチすることにより軽減、もしくはなくなるのです。

5つ目の「骨盤の偏り」では、骨盤が歪んでいるから腰痛になるのではなく、姿勢の偏りにより骨盤が偏り、同時に筋肉が決まった動作による負担で硬くなり腰痛という痛みを感じるのです。

腰を前に曲げると急に痛い時の対処法

「腰を曲げると急に痛い!」なんてことは多くの方が経験しているかと思います。

そんなときにはどのような対処法があるのでしょうか。

起きやすいタイミングは、

  • 物を持ち上げたとき
  • 朝、洗面所で腰を曲げたとき
  • 不意に中腰になったとき

です。

何気ない動作の時に「イタっ!」と激痛とともに痛みを感じることが多いようです。

そのようなタイミングで痛みを感じた時には

  1. まずは冷静に
  2. 痛みが落ち着くまで動かない
  3. じっとしていて痛みが治ってきたらゆっくり姿勢を戻す

このような流れで行ってみましょう。

もちろん、痛みで全く動けない時にはもう少し時を待ちましょう。

必ず動けるようになります。

ぎっくり腰で動けなくなった時の対処法

ぎっくり腰の激痛で動けなくなった時の対処法もお伝えしますね。

激痛でその場で動けなくなった時には、両方の親指で腰、もしくはお尻を押しながらゆっくり元の姿勢に戻りましょう。

腰の右左の痛みに関係なく行えますので是非とも行って見てください。

指は骨盤の高さ、赤丸が指を当てるところ

両手の親指の付け根を腰かお尻に当てても楽になります。

指で腰を押す

指でお尻を押す

この方法にまずは動けなくなった姿勢から立つ、もしくは座る状態まで戻しましょう。

少し動けるようになったら先生のところに受診して、適切な治療・施術を受けてくださいネ!

腰を前に曲げると痛いときに行うストレッチ

次は腰を前に曲げると痛いときに行うストレッチです。

このストレッチはお風呂上がりや運動後、痛みがある時でも行えますので時間があるときに行ってください。

腰には背中やお腹、脚に繋がる筋肉が多くあるのですが、その中の一つの筋肉でも緩むと腰の痛みは楽になりますので、あなた自身に効果的な方法を見つけていただければと思います。

腰の筋肉

腰の筋肉を直接的にストレッチする方法は、両膝を抱え、膝を両手で胸に引き寄せます。

頭も胸につけるように丸々とさらに腰の筋肉が伸びますよ☆

気持ち良さを感じながら行ってください。

伸びているときの気持ち良さがわからなくなったらやめましょう。

十秒程あけてもう一度行います。

この時、気持ち良さがなければ行わないでいいでしょう。

これからご紹介するストレッチは全て気持ち良さがあるかどうかで行ってください。

1回目でも気持ち良さを感じるところで筋肉を伸ばす範囲が決めてくださいネ!

ストレッチを上手に行う方法はこちらをご覧ください→間違ったストレッチをしないために、知っておくべきこととは?

太もも前側のストレッチ

太ももの前側のストレッチは立って行います。

  1. 足首を掴んで、かかとをお尻につける
  2. 膝を少し後ろに引くとさらに効果的に
  3. このまま気持ち良さを感じましょう
  4. 気持ち良さがなくなったらやめる

片足で立つ時にはバランスを崩して転倒しないように気をつけてください。

骨盤前のストレッチ

  1. 膝立ちで片足を前へ
  2. 前に出した脚に体重を乗せるように膝を曲げる(青矢印
  3. 後ろ足の骨盤前が伸びていればOK

初めは綺麗な姿勢をキープするのは難しいかもしれませんが、回数をこなすうちに姿勢も綺麗になって気持ち良さも感じるようになるでしょう。

姿勢が大事ですので鏡を見ながら行うと理想的です。

お尻の筋肉のストレッチ

床に座り、脚を抱えるように胸に抱き寄せます。

膝を閉じる

膝を少し開く

この時、膝を曲げる角度によってお尻の伸びる筋肉の部位が変わります。

膝を開くとお尻の付け根に、膝を閉じるとお尻の外側がストレッチされるでしょう。

鏡でフォームチェックしながら行ってくださいね!

お腹の筋肉のストレッチ

今回のストレッチの中で一番簡単なストレッチになりますが、少し強い力が加わると腰を傷める危険性も高いストレッチですので注意してください。

方法はアザラシのようにお腹をつけて腰を反るだけです。

肘を伸ばす意識で

お腹を伸ばす意識よりも肘を伸ばす方に意識を持っていくとリラックスして行えるでしょう。

伸びてる感覚と気持ち良さを味わいながら行ってください。

腰を前に曲げると痛いときの痛みを和らげる方法

腰を前に曲げるときの痛みを和らげる方法は、「腰を前に曲げると急に痛い時の対処法」の項でご紹介した方法と同じになります。

ですが方法には若干違いが。

「腰を前に曲げると急に痛い時の対処法」ではその場から動く方法のみになりますが、この項の方法では繰り返し行うと腰を曲げたときの痛みが楽になる方法になります。

その方法の違いというのは、【両手の親指で押しながら何度も腰を曲げる動作を繰り返し行う】です。

腰を押して…

腰を前に曲げる

繰り返し行うと指で押している部分の筋肉が緩んでいき、動作も痛みも楽になります。

お尻を押して…

腰を曲げる

動きや痛みが楽になってきたら押している親指の箇所を変えましょう。

押しているところの筋肉が緩む箇所が増えていくと、腰の痛みの質も次第に変わっていきます。

大きな痛みがある時よりも、少し痛い程度の時から行うと完全に痛みがなくなりやすいですよ!

腰の痛みで手術が必要なのは全体の15%

腰痛は早めに対処すると激痛を感じるまでにはなりにくいものです。

激痛になるのは大きなケガやこれまでも痛みを抱えていたにも関わらず、身体へのケアなく誤魔化してきた結果です。

そのような方達が全体の15%に入ってしまいます。

ケガは防ぎようがないですが、普段からのケアと身体の使い方により腰痛は限りなく小さくできるのです。

腰を曲げると痛い、というくらいの痛みなら本来はすぐに痛みはなくなるもの。

放置することで歳のせいと言われ、中腰動作の連続で腰への負担はさらに増すのです。

仕事で腰への負担をかけてしまうのは仕方ないですが、せめてケアでもしていただければ、と日々接骨院の現場では強く感じています。

腰を前に曲げると「痛い!」とならないために

腰に痛みを感じないようにするには

  • 適度な運動
  • ストレッチ
  • 椅子とソファーの使い方
  • 意外なことでは靴選び
  • 身体のケア

ありきたりにはなりますが、身体を良い状態をキープするには《ちょうどよく》身体に刺激を入れることです。

仕事をしていると同じ操作、同じ姿勢になることが多区なりますので、そんな時には身体をケアしながらお仕事に励んでいただければと思います。

靴選びも重要で、足に合わない靴やかかとの高い靴は腰への負担となります。

靴を購入する際には、履いてみて軽く感じる靴を選びましょう。

そして、サンダルよりもできるだけ靴を履いた方が腰への影響も最小限に抑えることができます。

ファッションよりも健康的な生活を選んでいただければと思います。

結局は日々の過ごし方が将来を左右するのです。

今一度あなたの体と向き合ってみませんか?


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