介護職になぜ腰痛・ぎっくり腰が多いのか?その理由と対処法


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こんにちは、白石接骨院いとうです☆

本日は「介護職になぜ腰痛・ぎっくり腰が多いのか?その理由と対処法」という内容となります。

あなたの周りに看護・介護関係のお仕事の方はいらっしゃいますか?

腰に何らかの症状を訴えてはいませんでしょうか?

その理由と対処法をお伝えしますね!

院長:伊藤良太
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なぜ腰痛・ぎっくり腰が多いのか?

極論になりますが「腰に負担のかかる仕事内容が多いから」というのが理由になります。

その理由をそれぞれ解説していきたいと思います。

中腰姿勢・動作が多い

お仕事柄、ベットや椅子、車いすに座っている方への対応が多く、基本的に高さが通常よりも低い位置にあります。

座っての仕事ももちろんありますが、座ったままでは力が入りにくく、中腰のままの方が動きやすい、となり結局は立っての作業となるようです。

この時、どうしても中腰姿勢・動作が多くなり、腰に負担のかかる時間が多くなってしまうのです。

人が腰痛を抱え始めたのは中腰動作をするようになってからです。

仕事の中でいつも腰に負担をかけ続け、腰回りの筋肉が休む時間はとても少ないのです。

女性は家に帰っても家事をこなし、掃除や洗濯中でも中腰姿勢が実は多いもの。

いつも腰は頑張ってくれているのです。

旦那さんは奥様の仕事をサポートしてあげられませんが、おうちでの家事分担をしてあげると奥様喜び、腰も大喜び、です☆

姿勢が選べない

患者さんや利用者さんの姿勢や環境に合わせてあなたは姿勢や体勢をつくりますので、たとえ力の入りずらい姿勢でもなんとか踏ん張ってサポートしなければなりません。

訪問となると、一層のこと環境は様々です。

緊張感のある現場

現場では介助の際にミス一つも許されません。

介助中にもし、手が滑って転ばせてしまったり、椅子から外れてしまった時には大ケガに繋がります。

捻挫で済むこともありますが、骨も弱っている方がとても多く、股関節や腕の骨折にもなりかねません。

その様な緊張感のある現場では、自分の身体を犠牲にしてでも、スムーズに苦しくないように介助をされています。

「緊張感」と言ってはいますが、そのようなそぶりは全く見せずに遂行されているのがプロですよね!

秘めたる想いと、仕事に対する責任感がそうさせるのでしょう。

アクシデントによる急な動き

お互い人間ですので、予期しない動きや動作をしてしまうこともあります。

もし、介助の最中だったらどうしますでしょうか?

手を離して自分だけの身を守りますか?

そんなことは出来ませんよね。

ですので、どんなに良くない姿勢や体勢でアクシデントになっても、そのままの状態をキープして守らなければいけません。

その姿勢が自分にとってどんなに良くない姿勢でも、です。

その時の身体は全身の筋肉が頑張ってくれていて、必死にこらえている状態でしょう。

一次的には何でもなくても、頑張った代償として時間が経過するごとに腰に痛みがくることもよくあることなのです。

それくらい大きな負担が一瞬で身体にかかるのです。

ストレス

人間関係がストレスとなって身体への負担となります。

嫌だなぁ…、この人苦手だな… 行きたくないなぁ…

と思うことでストレスが生まれ、緊張状態となります。

人は緊張すると、同時に筋肉も硬くなり、その硬くなった筋肉の状態で中腰や捻ったりなどの不意な動作をすると筋肉が負担をより強く感じて、痛みとなって現れます。

「腰を痛める原因はどこにある?」というと、残念ながらすべての場面で起こりえます。

その様な状況と知っていることで、さらに緊張感を感じることになるのでしょう。

過酷な勤務状況

毎回の仕事の度に身体への負担は積み重なっていきます。

ある一定期間出勤したら、少しだけでも身体の負担を減らす目的で、勤務体系を緩和できればいいのですが、どこでも人不足ですのでそのような処遇は難しくなっているようです。

夜勤では十分な睡眠もとれず、神経系が休まることもなく精神的にも不安定になりやすい状況となっています。

同時に身体が回復すべき時間帯に勤務をしている夜勤では、疲労も抜けないままの勤務になっています。

人によっては夜勤明けでも家族の用事などで家に帰っても眠れない方もいます。

それでは身体と精神的疲労はますます積み重なる一方です。

人を助ける前に、まずはあなた自身を助けてあげたいものですよね。

蓄積された腰への負担

勤務体系にも繋がりますが、腰への負担は毎回積み積み重なり、ある程度溜まったら解消しなければいけません。

自分のことよりも家族のことを優先するあまり、身体が悲鳴を上げるまで酷使する方もいらっしゃいます。

人を助ける前にあなたがつぶれてしまっては人を助けることは出来ません。

蓄積されたものは自然と解消されるものではありませんので、身体へのご褒美としてきちんとケアをしてあげたいものですね。

腰痛・ぎっくり腰の対策方法

原因と考えられることを少しでも軽減することが予防であり、対策となります。

中腰姿勢や動作は減らすことは出来ませんが、無理な体勢を避けるためには少しだけベットを高くする、足元にあるものをズラすなどの工夫が必要です。

さきほど緊張すると筋肉は硬くなる、と書きました。

その緊張を和らげるには、会話をしながら動く事で筋肉が硬くなり過ぎるのを防げます。

よく「よっこらしょ」と言いながら動く大人はいませんでしたか?(今でもいますが…)

実は理にかなったことだったのです。

是非とも介助の際には会話をしながら動作をすることをオススメします。

会話は難しい、と言う場合には「せ~のっ」という声掛けでもよいでしょう。

アクシデントへの対策としては、急な動きにも対応できるように身体をベストな状態にし続けることです。

ストレスや過酷な勤務状況、蓄積された腰への負担も同じです。

常に身体をケアし続けるコトが一番の対処法であり、あなた自身はもちろん、患者さん・利用者さんを助けることにも繋がるのです。

身体はいつも頑張ってくれています。

その頑張ってくれているからだに少しご褒美を上げてくださいね☆

まとめ

すべき対処法は、

・出来るだけ身体が動かしやすいような環境作り
・身体のケア

ということです。

身体資本をお仕事です。

仕事をしていて、いつもとは違う何らかの感覚を感じたなら身体をいたわってあげてくださいネ☆

素晴らしいお仕事、いつもありがとうございます!

 

本日もお読みいただきましてありがとうございます☆

関連記事:ぎっくり腰を放置したり、腰痛を我慢し続けるとどうなるのか?

 


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