農作業後から徐々に腰からお尻の痛みと肩が上がらない80代女性。


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皆様こんにちは! 院長の伊藤です。

本日も白石市よりブログをお届けします☆

歩くと痛くて、肩も上がらないのは何故!?

コトの経緯を簡単に説明しますね。

4月9日に農作業をしてから徐々にお尻周りと肩に症状がでてきました。

筋肉というのは、動くと疲労物質が溜まります。

そして負荷が大きいと、とっても小さい筋肉の繊維が損傷〔壊れます〕します。
→現象としてはいわゆる筋肉痛です。筋肉痛も大きな枠組みでいうと肉離れの現象と同じなのです。

筋繊維が切れる→炎症反応が起こる→痛みとして感知  となります。

年齢を重ねると日数が経過してから症状が出てきますよね?

それは炎症反応を感知する機能が低下するためなのです。

そして、痛いから動かさなくなります。

動かさないことで、筋肉内には老廃物や疲労物質が溜まり、
補給すべき酸素や栄養分が不足する、という悪循環になって痛みや筋肉と関節の硬さが続いてしまいます。

そして高齢者や、普段運動の習慣のない方ほど長引きやすいようです。

身体の痛みは悪者?

痛み=悪い=だから動かさないでおこう
→結果、筋肉が硬く、関節も硬くなるため動かすと痛い、となります。

具体的に例を挙げると…
・運動をしてから膝が痛くなったため、動かなくなったら正座が出来なった
・肩を使う作業をしてから、万歳すると肩が痛くて硬い感じがする
・中腰作業が連日続き、腰を反ると痛い               などなど…

上記の例は、運動後に痛みを感じてから使わなくなり、
そのまま放置したことで筋肉の柔らかさが低下し症状が出たと考えても良いでしょう。

では防ぐため、短期間で解消するためにはどうするのか?

☆対策その①  アイシング☆

アイシングまでの理想的な時間は、運動終了後7分以内とされています。

テレビで最近良く見る光景があります。

プロ野球選手の交代したピッチャーのその後を見てみてください。

交代して控え室に入りすぐアイシングを開始します。

少ししてベンチに戻った時には身体よりはるかに大きなユニホームを着て
肩には何か入っているように見えたことはありませんか?

翌日に疲れを残さないためにアイシングの処置をしているのです。

以前は肩や肘を冷やすものではない!と言われていたのですが
現場で実際に選手の感想を聞いてみると予想に反して明らかに良い回答が多かったそうです。

それ以来運動後に冷やす選手が増えていったということです。

その後科学的にも証明されました。

これからは野球の見方もかわるかもっ!?

☆対策その② ストレッチやラジオ体操などで筋肉への刺激を与える☆

老廃物や疲労物質をストレッチやラジオ体操などで血管を縮めたり伸ばしたりして血流の流れを良くします。

ただ待つよりも筋肉が柔らかくなるのが実感できると思います。

そして、新鮮な酸素、栄養素が新たに取り入れられ損傷した筋肉の回復を促進します。

運動選手であれば運動後のストレッチを効果的に行えば関節を柔らかくする絶好のときです。

私自身部活後にストレッチをしっかり行った結果、現役時代はとても身体は柔らかかったです。
〔今でもそこらへんの高校生より身体が柔らかいのが自慢です笑〕

高齢の方や仕事終わりに身体が痛い方はラジオ体操をお勧めします。

ラジオ体操は「朝にやるものだ!」と決めつけていませんか?

私の考えでは、一日酷使した筋肉をラジオ体操により固まった筋肉を緩める絶好の機会だと考えています。

始業前にラジオ体操をする企業はありますが、始業後にするのは聞いたことがありません。

終業後にすればいいのに…とよく思う私です。

☆対策その③  マッサージ☆

これは皆さんも思い浮かべたことと思います。

運動後のマッサージは気持ちいいですもんネ☆

ここで注意!

「気持ちいいマッサージと筋肉を緩めるマッサージ違いますよ!」

よく聞くのは、マッサージチェアがとても気持ちよくて長い時間座ってたら翌日体中が痛くて…

こんな経験ありませんか?

まさに「揉み返し現象による筋肉の損傷」です。

料理を例にしましょう。

硬いお肉を柔らかくするにはどうしますか?
・酢につける  →ある意味正解です笑
・包丁でサクサクしたり、手でモミモミする  →大正解です!

何をしているかというと
「筋繊維を壊しているのです1」

だからお肉が柔らかくなるのです。

マッサージも同じように考えることが出来ます。

そう!筋肉を壊すのですから筋肉痛の症状を作るのと同じです。

筋繊維を壊さないマッサージであれば良いですが、
気持ちいいだけの強いマッサージは翌日以降に痛みが出てしまうことがありますので要注意です。

家でマッサージをしてはだめなの?

家でマッサージをするときのポイントです
・強く揉まないこと
→強い刺激は筋肉を壊してしまいます。

・物足りないぐらいが実はちょうど良い
→マッサージをしていて痛みを感じ始めたらすでに筋肉を傷めている証拠です。

・手のひらを使うとよい
→指で押すと一点集中に刺激が入ってしまいます。

でも大丈夫!遠絡療法と妙見活法で緩みます!

施術内容は、
・遠絡療法〔ドクターが考えた治療法です〕
・妙見活法〔門外不出の技術を千葉吉胤妙星司家よりご教授いただいております〕

の施術により一瞬で身体を緩めることができ、同時に痛みも取ることが出来ます。

今回の患者さんの筋肉を緩めることで肩の上がりもよくなり
歩行時の姿勢、痛みもかなり軽減されました。

患者さんご自身でも「楽に歩ける~♪」と仰っていました。

ちなみにマッサージは一切していません。

当院では施術の他に必ずアドバイスや日常で気をつけていただくことをお伝えしています。

「どうすれば早く治るか、痛みがなくなるか、動けるようになれるのか」を

第一に施術してしております。

お困りの方のご来院お待ちしております。

本日もお読みいただきましてありがとうございました☆


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