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公開日:2020年10月14日

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肋骨に痛みを感じた時、始めは肋骨骨折を疑いましょう。

肋骨が痛くなる前に咳やくしゃみをしたり、運動はしませんでしたか?「肋骨骨折でも楽に過ごす方法をご紹介!寝方と起き上がり方のコツとは!?」という内容になります。

肋骨骨折は時に重篤な症状を招くこともありますので正しい知識と対処法を知っていただき、早期の痛み改善にお役立ていただけると幸いです。

肋骨骨折の原因と症状

肋骨骨折の原因と症状をご紹介します。

肋骨とは胸の内臓を覆い、胸の臓器を外力から守る役割を担っている骨です。

肋骨骨折は全骨折の10%の割合で起き、肋骨骨折の起きやすい部位は5〜8本目の肋骨が多い傾向にあります。

原因としては

  • 交通事故やスポーツによる衝撃や外力
  • 野球やゴルフなど捻り動作の繰り返し
  • 何かに身体をぶつけてしまった
  • 継続した咳
  • 変な体勢でのくしゃみ

など、日常生活の中でも十分に起こりうるケガなのです。

高齢者では骨粗しょう症を抱えていると喘息や気管支炎、肺炎による咳でも肋骨を骨折してしまいます。

症状には

  • 押すと痛い
  • 深呼吸での痛み
  • 身体を捻ったり、力を入れると痛い
  • 強い外力が加わると数秒間息が吸えない
  • 腫れや内出血

がみられ、衝撃や外力が大きいと折れた骨が心臓や動脈、肺、肝臓、秘蔵を傷つけてしまうケースも。

深呼吸や上半身を動かすと痛みは強くなるので、呼吸は浅くして痛みを感じないようにして、上半身もしばらくの間はロボットのような動きになります。

安静にしていると痛みは和らぎますが、骨折した面同士が離れたりしていると痛みはじっとしていても感じるでしょう。

肋骨骨折の痛みのピークはいつ?

痛みのピークには個人差や痛めた程度があり人それぞれですが、ここでは1ほんの肋骨骨折だけの痛みのピークとしてご紹介します。

私はこれまで3回肋骨骨折を経験していますが、最も痛かったのはサッカーの試合中に相手の肘が肋骨を強打して痛めた時です。

肘が当たった瞬間からすぐにその場にうずくまり、体感的には数十秒間息が苦しくて吸えず、しかも負傷後から動くたびに肋骨には激痛が走り、試合どころではなくすぐに交代となりました。

私の場合、痛みのピークは痛めた時の衝撃と直後の痛みが最も痛かったです。

患者さんの経過をみても、負傷直後から3日までが痛みのピークのようです。

考えられる理由としては

  • 炎症物質に分泌によるもの
  • 痛みを感じにくくなる動きを身につける

この2つの理由が考えられます。

炎症物質は負傷後より分泌されはじめ、量が増えると同時に痛みも強くなり、物質が出切ってしまうと次にはその物質の吸収も始まるので、それに伴って痛みも軽減していく傾向にあります。

痛みをかんじにくくなる動きを身につけるというのも、人間の持つ本能により自然に痛みを感じないような動きを身につけるようになるのです。

この反射によって動きとして身につけるまでのはおおよそ三日ほどかかり、気づくと痛みを軽減している動きができているのです。

複数の肋骨を骨折しているケースでは、痛みのピークが1週間以上も続くケースがあります。

肋骨骨折をしていても仕事はできる!?

肋骨を骨折していても身体を大きく動かさなければ仕事も可能です。

【バストバンド】といって肋骨を固定するサポーターを装着すると痛みは軽減されて動けるようにはなりますが、動きは制限されても痛みがゼロになるわけでないので、大きい動きや呼吸が乱れる仕事は難しいでしょう。

バストバンド

骨折の程度がヒビくらいであれば痛いながらも動けるかもしれませんが、やはり普通通りの動きはできません。

骨折してから痛みが落ち着くまでは、身体を使う仕事は避けたほうが無難でしょう。

肋骨骨折は気づかないこともある

肋骨骨折は気づかないこともあり、骨折が治ってから何かの検診でレントゲンを撮ると「ここ以前に骨折してますね〜」と医師に言われることもあります。

思い出すと、当時の痛かった記憶が蘇るでしょう。

気づかないで過ごすこともありますが、このようなことになってしまう要因には他にもあります。

それは、

  • 病院に行っても固定以外何もないと思っている
  • 痛いけど生活できる

この2点でしょう。

「レントゲンを撮って骨折だとしても、薬は飲みたくないし、その場で楽になるわけでもない、しかも生活できるから行かなくてもいい…」という心理が患者さんにはあるようです。

確かに、と私も思います。

肋骨骨折に限らず、身体の不調を感じても日常生活に大きな支障がないと「様子見」するのは多くの患者さんにみられる傾向です。

肋骨骨折を一度経験すると症状も体験しているので【骨を痛めたのか否か】というのは判断できますので、気づかないというよりも病院に行かないので確定した診断を受けていない、というのも大いにあるでしょう。

肋骨骨折を経験したことのない方の場合、「肋骨が痛いんだけど生活できるから病院はいかなくていい」と判断して、その時の症状を後から照らし合わせると「実はあの症状は骨折だった」という経験も患者さんよりよく聞く話です。

痛いけど病院に行かないと、肋骨骨折に気づかずに普通に生活することになるのも珍しくありません。

肋骨骨折と打撲の違い

肋骨骨折と打撲の違いは画像で判断するのが最も明確でしょう。

ですが、数ミリ単位のヒビになるとレントゲンを撮る角度や診る先生によっては「異状なし!」と言われれかねません。

小さなヒビも見える超音波(エコー)では1ミリ程のヒビも見られますので、何か思い当たる原因がある時には一度超音波で患部を見てみると良いでしょう。

打撲と診断されても骨折と同じ症状が出てもおかしくはありません。

なぜなら骨折の見逃しの可能性もあるからです。

たとえ見逃しがあっても、痛みがありながらも日常生活は過ごせますのでご安心ください。

もし、大きな骨折であればレントゲンにも写りますし、痛み方も強いので見逃すことはありません。

肋骨骨折を放置するとどうなるのか?

肋骨骨折を放置するとどうなるのかというと、上記にも書いてますが気づかずに過ごしたり、打撲と診断されて生活できる程度であれば何もすることがない、いわば「放置」と同じような状態になります。

日々の場合には何もすることがありませんし、完全に骨が折れていたとしても折れた骨がズレていなければ固定をして放置となります。

基本的には固定以外何もすることがありませんので「固定して過ごして(放置して)痛みが楽になるのも待つ」のが肋骨骨折の経過となるでしょう。

もし肋骨骨折が数本起きていたならば、痛み方も強いですしレントゲンにもはっきりと写りますので、その時は入院の可能性もあります。

ですが、ベットに横たわり、痛み止めなどを受けながら楽になるのを待つばかりです…。

肋骨骨折はズレてくっつくとどうなるの?

大きな衝撃や外力で肋骨骨折をすると、骨折した面同士がズレてしまうケースもあります。

軽度ズレなら時間経過とともに骨は修復され、真っ直ぐに近いくらいまでキレイに戻りますが、もし、ズレた骨が内臓や血管を傷つけると重大な合併症を併発します。

そのようなケースになるには、交通事故や高所からの転落程の衝撃がないとなかなかなりませんのでご安心ください。

肋骨に限らず骨は少しズレてくっついても、若ければ若いほど修復機能は強いため、修復の過程で真っ直ぐになる経過となります。

骨折面のズレは大きな心配はありませんが、合併症だけは見逃さないように症状と経過はきちんとみる必要はあるでしょう。

肋骨骨折の痛み軽減の寝方と起き上がり方

肋骨骨折になると寝方や寝返り、起き上がり動作時の痛みはとても強く感じるものです。

少しでも楽になる寝方と寝返り、寝た状態からの起き上がり方をご紹介します。

寝方と寝返りを楽にする方法

痛めた肋骨側を上にして寝るのが最も楽な寝方です。

問題は寝返りです。

寝返りの回数が少なければ痛みを感じる回数も少ないので、仰向けと横向きを繰り返して寝る方法が最も痛み軽減になります。

たとえば右の肋骨を痛めたとしましょう。

右を上にして寝ている状態から動くには、ゴロンと仰向けになると力も使わずに重力だけで寝返りができます。

横向きから仰向けになる時に、腰を浮かして寝返りをしようとすると腹筋と腕を使ってしまいますので肋骨に痛みが走り、一瞬動きが止まってしまいます…。

その場で寝返りしようと足で腰を布団から浮かすのではなく、横向きからゴロンを上を向くように体重だけで仰向けになれるとかなりの痛み軽減となるでしょう。

仰向けから横向きになるときも同じで、横に転がるように上半身を使わずに足で上半身をゴロンと横向きにするのです。

動くときの注意点は《呼吸は吐き(吸い)続けながら動くこと》です。

呼吸を止めると筋肉が緊張して肋骨を動かしてしまいます。

できるだけ呼吸は吐き続けながら行うと肋骨の筋肉が緊張せず、骨が筋肉に引っ張られないので痛みは軽減します。

吸うと痛い方は逆に吸いながら動いてみましょう。

起き上がり方

起き上がりも大変な動作ですが、《動作中は息を吐き(吸い)ながら行う》だけは忘れないでください。

起き上がり方は、横向き状態から痛い方を出来るだけ広げないようにして、下側になっている肘を布団に立てて上半身を起こしていきます。

出来るだけ痛めた側の手に体重をかけないほうが痛みも少ないです。

仰向けからの起き上がりは腹筋と少しの勢い、そして手も使いますので痛みが強くなります。

うつ伏せも楽に起き上がれるのですが、横向きや仰向けからのうつ伏せになるまでに痛みを感じますので、最小限の動作と痛みで起き上がるには横向きからの肘立てがオススメです。

是非ともお試しください。

肋骨骨折の治療とは

肋骨骨折の治療は、症状が軽い場合にはバスドバンドなどによる局所の固定と湿布やテーピング、薬などで症状を軽減します。

肋骨を骨折すると呼吸がしづらくなり、高齢者では肺炎や無気肺のリスクが高いことから1時間に1回の深呼吸や咳が推奨されています。

ですが骨折をしているので、痛みでなかなか深呼吸や咳はできないのがとても辛いところです。

骨の修復には骨折の程度や年齢などの個人差もありますが、2〜6週間ほど要するでしょう。

複数の骨折や内臓の損傷がある場合には外科的な治療も必要です。

肋骨骨折の後遺症

若・壮年層の方の1〜2本の肋骨骨折では問題なく日常生活に戻れます。

ですが高齢者になると肋骨骨折がきっかけとなり、無気肺や肺炎などにかかり命の危険性も高くなりますので、医療機関での適切な治療が必要となります。

※無気肺とは「肺の一部、または全体に空気がなく、肺が潰れた状態のことで、呼吸困難を生じる場合もある疾患」です。

肋骨に痛みを感じたら

肋骨に痛みを感じて、下記の項目に当てはまったら骨の損傷の疑いアリです。

  • 咳をしている期間があった
  • くしゃみや背伸びの後から痛い、または肋骨にピキッ、ズキっと感じた
  • ひねり動作をたくさんした後から痛い

もし、上記に当てはまって、肋骨に痛みを感じているのなら肋骨骨折の疑いがあります。

痛くても日常生活で送れるならそのままでも構いませんが、痛みが強い場合には医療機関で適切な固定と処置を受けましょう。

院長:伊藤良太

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仙南 白石接骨院いとう(院長:伊藤良太)
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