仕事中、突然寝違えたように首が動かなくなった女性。


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皆様こんにちは! 仙南 白石接骨院いとう 院長の伊藤良太です。

本日は仕事中突然首が回らなくなった女性の患者さんのご紹介をします。

首が回らない!!

仕事中に突然首が回らなくなったそうです。

そもそも仕事中の姿勢が下を向いたままの作業が多いとのこと。

現代はスマホが浸透し、日常でも下を向くことが多くなりました。

言い換えると、下を向くことしかしていないのではないでしょうか?

常に肩コリのような症状はあったそうですが、特に何もせず過ごしていたようです。
〔大きな痛みを感じなければ何もしない方がほとんどだと思いますが…〕

ですがそれは突然やってきます。

普段どおりに下を向き作業をしていたところ…

「!? 首が動かない!まわらない!」

これにはご本人もびっくりです。。。

痛みが出たのはなぜ!?

痛みの出るきっかけは大きな動き、刺激だけではないのです。

痛みとは、今までの身体がどのような状態なのかによって出る出ないが左右されるものと考えます。

痛みは人によって痛みの感じ方が違います。

痛がりの人はいませんでしたか?

逆に「えっ?そんなに痛くないのッ?」なんて方もいたはず。

人には「閾値〔いきち〕」というものがあり、それぞれの痛みの感じ方が違うのです。

ある物質が溜まることで人は痛みを感じます。

痛みを感じる容器の大きさに違いがあると想像してください。

痛みの感じ方を例えると…

痛いに弱い人は、
痛みを感じる物質を受ける容器がお猪口のサイズ

痛みに強い人は、
ビールジョッキサイズの人

と、考えるとわかりやすいかと思います。

物質の出る速さなどの細かいことはこの際は除きますね。

この痛みは何がきっかけ何なの!?

痛みの感じ方は先ほどの説明の通りです。

では今回の痛みの出方について説明しますね。

痛みのきっかけは些細なことでも起きてしまいます。

・20分ほど昼寝をしたら首が動かなくなった
・洗面所で顔を洗おうと身体を曲げた時に、腰に激痛が走った
・はさみを使っていたら指が腫れて痛くなった

などなど

皆さんも日常で普通に行っていることですよね。

スポーツ選手のように大きな力を使うわけでも、ぶつかっているわけでもありません。

ではなぜ痛みが出るのか?感じるのか?

痛みが出る出ないは
「身体がどのような状態だったのか?」
がとても重要な要素となります。

①痛みを受け取る容器がお猪口サイズで、中身が並々の方はほんの些細な動きや刺激で痛みを発症します。
→身体に気を使わず、日常的にケアをしない方

②お猪口サイズでも中身がほとんどなく、少しの量ならいつでも入る。
→以前に大きな痛みを経験し、「もうあの痛みは感じたくない!」と考え、中身が溜まらないようケアを行っている方

③ビールジョッキサイズで、どんな事をしても痛みはほとんどない方、感じない方
→身体を鍛え、更にケアも行っている方

④「痛みは鍛えれば消える~」と身体のケアもせず、痛みを抱えながら鍛えるだけ鍛えている
→鍛えるよりも、まずは痛みをなくすことを先に行うべきです。長く抱えた痛みは脳が覚えてしまうこともあります。

このように考えるとわかりやすいかと思います。

今回の例は①と考えることができます。

もう身体は限界だったのでしょう。

常に痛みや違和感や痛みを感じている方は要注意です。

並々のお猪口に数滴水を落としたら溢れますよね?

溢れた現象が「痛み」です。

ビールジョッキサイズの人で中身も空っぽの人でも、普段しない動作〔例えば稲刈り〕をしたらどうなるでしょう?

容器に溜まる痛み物質が急激に溜まることとなり、ほとんどの方は腰や背中、肩に痛みを訴えることでしょう。

普段と違う動きは身体にとって大きな負担となるので何事も始める時は徐々に行うと良いでしょう。

痛みを出さないために…

では痛みを出さないためにどうするのか?

一番は身体を鍛えながらケアをすることでしょう。

身体を鍛えることでお猪口サイズからビールジョッキへ、またはドラム缶へ〔大き過ぎ!?笑〕

容器を大きくしたら、中身を溜めないことです。

やりっぱなしではなく、その都度、もしくは定期的にケアを行うことで痛みの出にくい身体を作っていきます。

鍛え方は人それぞれ合う合わないがあるので、ストレスなく長く続けられるものを選ぶと良いでしょう。

ケアの仕方も、
セルフストレッチなのか、マッサージを受けるのか、または私たちプロの施術家に施術を受けるのか…

各自に合ったケアを受けることをお勧めします。

私たち施術家もいろんな人がいるので見極めが大切です。

この方の施術の結果…

話をはじめに戻しましょう。

この方は結果、妙見活法、遠絡療法により、痛みはありながらも全方向へ首を動かせるようになりました。

ご来院時には首をまったく動かさなかった状態方が、会計の際には自然とバックの中のサイフを取ろうと下を向き、
壁にあるプリントも首だけ動かして見ていました。

でも患者さん自身は気づいていませんでしたので、教えてあげると

「ホントだ!」

と喜んでました。

痛みを感じると健康、痛みのない身体の喜びを感じます。

ですが、時間の経過と共に忘れてしまうのも事実。

時に感じる痛みは身体からのメッセージです。

受け取った、感じたメッセージにはきちんと答えてあげることが健康への秘訣ですね!

当院では、痛みへの施術はもちろん、健康維持のためのメンテナンスメニューも取り入れています。

身体に関するご相談、お悩みは遠慮なくご質問下さい!

皆様のご来院心よりお待ちしております☆

本日もお読みいただきまして誠にありがとうございます!


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